執筆者:水口貴博

テーブルマナーの達人が心がける30の心得

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上級者は「すみません」「落とす」という言葉は、あえて使わない。

上級者は「すみません」「落とす」という言葉は、あえて使わない。 | テーブルマナーの達人が心がける30の心得

「かちゃん」

ナイフとフォークを、うっかり落としてしまいました。

新しいものに交換をしてもらうため、給仕を呼びます。

ここまでは誰もがする行動ですね。

しかし、ここからが肝心です。

テーブルマナーに慣れている上級者と、そうでない人の差が現れやすい点です。

多くの方は、次のような言葉を発するのではないでしょうか。

「すみません。落としたので新しいものに取り換えてください」

まず、落としてしまったことについて、大げさに謝る必要はありません。

別に悪いことをしているわけではないからです。

人間ですから、誰にでもうっかりはあります。

したがって、謝る必要はないのです。

また品を重視するならば、食事の場で「落とした」というキーワードを使わないほうがスマートです。

悪いことを連想させてしまうキーワードだからです。

では、マナーに慣れた上級者なら、どう言うのでしょうか。

単純です。

落としたものを指さし、一言「新しいものに交換してください」と言います。

これで十分通じます。

給仕は「落としたから新しいものに取り換えてほしいのだな」と察知し、スマートに取り換えてくれるでしょう。

その際は「ありがとうございます」と一言、お礼を言うようにしましょう。

テーブルマナーの達人が心がける心得(7)
  • 落としたものを給仕に拾ってもらうときには「新しいものに取り換えてください」とお願いする。
食事中のげっぷ・くしゃみ・おならを少しでも防ぐ方法。

テーブルマナーの達人が心がける30の心得

  1. テーブルマナーの上級者への道のりは、短い。
  2. レストランの予約は、面倒とはいえ、しないほうがもっと面倒なことになる。
  3. 大きめの荷物やコートは、クロークに預けるのがマナー。
  4. 案内されたテーブル席に座るときは、左側から。
  5. テーブルマナーにたけた人の皿には、1滴のスープも残らない。
    どうやっているのか。
  6. 食事がいっそうおいしくなるよう、できるだけ明るい話題を心がける。
  7. 上級者は「すみません」「落とす」という言葉は、あえて使わない。
  8. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならを少しでも防ぐ方法。
  9. 熱い飲み物を飲むとき、一口目は軽く口をつけて、熱さを確認。
  10. レストランで露骨なお金の表現は、できるだけ避ける。
  11. ステーキとライスを楽に食べる方法。
  12. 知らない人が多い、ナイフレストが登場したときのマナー。
  13. テーブルマナーの上級者は手を挙げずに、給仕を呼べる。
    その方法とは。
  14. 苦手な食べ物があるときの上手な対処法。
  15. 給仕との会話は、料理の味をより引き立てるためにある。
  16. 朝食や昼食を10分以内で食べ終えてしまう人が注意したい食べ方。
  17. 噛んでいる途中で、次の一口を口にしない。
  18. 食事は量ではない。
    噛む回数と時間だ。
  19. ささいなマナー違反は、見て見ぬふりをするのがエレガント。
  20. 「何だかこの人と一緒にいると話しやすい」そんな人が心がけている、見えない気遣い。
  21. サラダがフォークに刺さらないときの解決法。
  22. おなかがすいていない状況で料理を食べるとき、心がけたいこと。
  23. マナー違反もマナーになる場合がある?
  24. 食とマナーを大切にする人は、肉の一口目に、レモンや調味料をあえて振りかけない。
  25. 残すことがわかっているなら、量を少なくオーダーするのがエレガント。
  26. 口元の汚れを拭いたと思われない、上手な工夫。
  27. 女性から一目置かれる、かっこいい会計の済ませ方。
  28. テーブルマナーの上級者は、現金による支払いを嫌がる。
  29. お会計は、手のひらに文字を書くポーズで伝えることができる。
  30. フォーマルなレストランで別々の会計は、マナー違反。

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