オーダーした料理が出されるやいなや、あっという間に平らげる人がいます。
料理が出た瞬間から手をつけるのはいいことです。
熱いものは熱いうちに食べ、冷たいものは冷たいうちに食べるのは、マナーの1つです。
料理人は喜びます。
しかし、そのまま一気に流し込むように口にして、一瞬で食べ終えてしまう人がいるのです。
急ぐような食べ方は、雰囲気のあるレストランにふさわしくありません。
落ち着きがなく、怒っているようにも見え、余裕のなさが感じられます。
この食べ方は、時間に追われながら仕事をする人によく見られます。
普段、時間に追われながら仕事をする状況が多いため、食事をする際も、急いで食べるのが癖になっていることが多いのです。
「そんな食べ方をしていない。自分は大丈夫だ」
必ずしも、そうとは言い切れません。
これは癖です。
なかなか自分では気づきにくいものです。
そこで急いで食べているかどうかをチェックする「確認ポイント」があります。
「普段の食事を『10分以内』で食べ終えているかどうか」です。
ここを1つの基準にして考えてみましょう。
たとえば、昼食を10分以内で食べ終えてしまう人は注意です。
普段から急いだ食べ方をしていると、いざフォーマルなレストランで食事をすると、癖が出てしまいやすい。
自分では普通に食べているつもりでも、あっという間に食事が終わってしまうのです。
普段から食事は、10分以上かけて食べるようにしましょう。
落ち着いて食べるほうが消化によく、食事をおいしくいただけるようになります。