執筆者:水口貴博

テーブルマナーの達人が心がける30の心得

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知らない人が多い、ナイフレストが登場したときのマナー。

知らない人が多い、ナイフレストが登場したときのマナー。 | テーブルマナーの達人が心がける30の心得

フォーマルなレストランでフルコース料理をオーダーすると、ナイフとフォークがずらりと並びます。

一皿ごとに使うカトラリーが異なるためです。

一皿が登場するごとに、並んだナイフとフォークの外側から使っていきます。

食事が終われば、皿の上に斜めにしてそろえておきます。

「食事が終わったので皿を下げて結構です」というサインになります。

このサインに気づいた給仕は、皿をさっと取り下げます。

しかし、これはフォーマルなレストランの場合の話です。

比較的、カジュアルなレストランでは、少し異なります。

何が異なるのかというと「略式」になるのです。

たとえば、カジュアルなレストランのフルコースでは、途中の口直しのソルベや食後のフルーツなど略されるのが一般的です。

またナイフとフォークも略されます。

カトラリーはずらりと並ばず、ナイフレストの上にナイフとフォークが1つずつあり、1種類で済ませるのです。

略式のフルコースでは、ナイフとフォークを一式で使い回すイメージです。

ナイフレストは、一皿、食べ終えるごとに、ナイフとフォークを戻すためのものです。

ナイフレストがある場合、食後は皿の上にカトラリーを揃えず、ナイフレストの上に戻すことがルールになります。

ナイフは刃を内側にして、右側に置きます。

フォークは背を下にして、左側に置きます。

それが「食事が終わったので皿を下げてください」というサインになります。

このルールを知らない人も多いようです。

食後、皿の上にカトラリーを並べていると、カトラリーも一緒に皿ごとを持っていかれますが、焦らないでください。

次の皿が登場する際に、給仕が新しいナイフとフォークを持ってきて、ナイフレストの上に置いてくれます。

テーブルマナーの達人が心がける心得(12)
  • ナイフレストが登場する場合、ナイフとフォークはナイフレストに戻す。
テーブルマナーの上級者は手を挙げずに、給仕を呼べる。
その方法とは。

テーブルマナーの達人が心がける30の心得

  1. テーブルマナーの上級者への道のりは、短い。
  2. レストランの予約は、面倒とはいえ、しないほうがもっと面倒なことになる。
  3. 大きめの荷物やコートは、クロークに預けるのがマナー。
  4. 案内されたテーブル席に座るときは、左側から。
  5. テーブルマナーにたけた人の皿には、1滴のスープも残らない。
    どうやっているのか。
  6. 食事がいっそうおいしくなるよう、できるだけ明るい話題を心がける。
  7. 上級者は「すみません」「落とす」という言葉は、あえて使わない。
  8. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならを少しでも防ぐ方法。
  9. 熱い飲み物を飲むとき、一口目は軽く口をつけて、熱さを確認。
  10. レストランで露骨なお金の表現は、できるだけ避ける。
  11. ステーキとライスを楽に食べる方法。
  12. 知らない人が多い、ナイフレストが登場したときのマナー。
  13. テーブルマナーの上級者は手を挙げずに、給仕を呼べる。
    その方法とは。
  14. 苦手な食べ物があるときの上手な対処法。
  15. 給仕との会話は、料理の味をより引き立てるためにある。
  16. 朝食や昼食を10分以内で食べ終えてしまう人が注意したい食べ方。
  17. 噛んでいる途中で、次の一口を口にしない。
  18. 食事は量ではない。
    噛む回数と時間だ。
  19. ささいなマナー違反は、見て見ぬふりをするのがエレガント。
  20. 「何だかこの人と一緒にいると話しやすい」そんな人が心がけている、見えない気遣い。
  21. サラダがフォークに刺さらないときの解決法。
  22. おなかがすいていない状況で料理を食べるとき、心がけたいこと。
  23. マナー違反もマナーになる場合がある?
  24. 食とマナーを大切にする人は、肉の一口目に、レモンや調味料をあえて振りかけない。
  25. 残すことがわかっているなら、量を少なくオーダーするのがエレガント。
  26. 口元の汚れを拭いたと思われない、上手な工夫。
  27. 女性から一目置かれる、かっこいい会計の済ませ方。
  28. テーブルマナーの上級者は、現金による支払いを嫌がる。
  29. お会計は、手のひらに文字を書くポーズで伝えることができる。
  30. フォーマルなレストランで別々の会計は、マナー違反。

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