カジュアルなレストランでは、レジやテーブルのところで、お会計を別々にする光景がよく見られます。
友人と大勢でレストランへ行き、食後、それぞれが自分の分の会計を済ませます。
5人のお客さんがいれば、給仕は5回、会計をしなければいけません。
これは結構手間です。
時間もかかります。
給仕は会計に手を取られている間、ほかのお客さんへの対応がおろそかになったり、食事のサーブが遅れたりしてしまいます。
こういうお客さんは、配慮が足りない人です。
別会計での支払いを選択するのは、自分にとって都合がいいでしょうが、給仕やほかのお客さんは迷惑です。
そういう態度、そういう姿勢を見せている時点で、エレガントではありません。
フォーマルなレストランでは、基本的に会計を別々にするのは、マナー違反です。
別々に会計ができないわけではありませんが、給仕に手間をかけさせてしまうのはスマートではありませんね。
たとえ、お客さんがまばらで、給仕に余裕がある様子であったとも、やはり1回で済ませるべきです。
割り勘の場合、お互いの分の金額を出し合って、会計は1回にまとめるようにしましょう。
もしくは、代表者が会計を済ませ、レストランを出てから精算するのもいいでしょう。
1回で終わらせられるところは、1回で終わらせる。
無駄な行動をしないのが、スマートなのです。