執筆者:水口貴博

上手に人付き合いする30の方法

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せっかくの友人の話を折らない。新しい価値観を勉強させてもらおう。

せっかくの友人の話を折らない。新しい価値観を勉強させてもらおう。 | 上手に人付き合いする30の方法

ときどき、意味のわからない話が出たとき、すぐ話を折る人がいます。

「難しい話はわからない」「その話は興味がありません」と言います。

たしかに自分のわからないことは、聞いていても退屈かもしれません。

しかし、相手が楽しそうに話をしている事実に、着目してみましょう。

「相手が楽しそうに話をしている」ということは「何か楽しく感じる部分がある」ということです。

そうした価値を、自分が気づいていないだけではないか、と考えてみます。

わからないから、話を折るのではありません。

わからないから、話を聞かせてもらうのです。

みんなからいろいろな話を聞いて、勉強させてもらうことが大切です。

すると話が理解できるようになり、楽しくなります。

私の高校時代、アニメ「ガンダム」が大好きだという友人がいました。

彼とは仲が良く、いつも昼は一緒に出かけ、昼食を食べていました。

彼からガンダムについて、いろいろな話を聞かせてもらいました。

ガンダムの話をするとき、顔色が変わるのです。

主人公のアムロの素晴らしさについて語り始めると、勢いが止まりません。

私は最初、あまり興味がなかったのですが、話を折るのも申し訳ないので、彼の話を黙々と聞いていました。

彼とは、学校の帰りが同じ道です。

一緒に雑談をしながら下校するのですが、いつの間にかテーマがガンダムに変わっています。

ある日、一緒に学校から帰っている途中、彼の家に立ち寄ったことがありました。

彼の部屋には、ガンダムのポスターが貼ってあったり、ガンダムの漫画やビデオが全巻そろっていたりしていました。

「本当にガンダムが好きなのだな」と、熱い思いが伝わってきました。

しばらくして不思議なことが起こります。

彼の影響を受けて、私もガンダムに興味が出てくるようになったのです。

友人の影響を受けて、自分も興味が出てくることは、よくある話です。

友人の話を聞いて、友人の価値観を勉強することが大切です。

理解できない価値観があっても「価値観の勉強だ」と思い、話を最後まで聞くようにしてみましょう。

新しい楽しみや人生の価値観に気づくきっかけになります。

上手に人付き合いする方法(17)
  • 話を折らないようにする。
人とうまくやっていくには、すべてを受け入れることが大切。

上手に人付き合いする30の方法

  1. 人付き合いを長続きさせるコツは、力みすぎないこと。
  2. 挨拶するだけで、人付き合いの運がついてくる。
  3. 一人一人にお礼をすると、感謝の気持ちが、より伝わる。
  4. 共通点を見つけることで、親近感が湧く。
  5. トラブルが、人との結びつきを強くさせる。
    絆は、よってねじれて強くなる。
  6. 時間を助ける人が、助けられる。
  7. 知らないふりをすると、どんどん話を聞くことができる。
  8. 別れ際こそ、手を抜かないことが大切。
  9. すぐお礼を伝えるのが、感動を伝えるためのコツ。
  10. 「置き手紙」が、相手の時間を大切にする。
  11. 電話が長すぎると、相手に迷惑になってしまう。
  12. 人付き合いの上手な人は、相手のプライベートを大切にする人だ。
  13. お付き合いの基本は「ギブ&ギブ」。
  14. むっとしたときこそ笑うことのできる人が、付き合い上手な人。
  15. 人付き合いが上手な人には、サービス精神がある。
  16. 相槌を打つと、どんどん話が弾んでいく。
  17. せっかくの友人の話を折らない。
    新しい価値観を勉強させてもらおう。
  18. 人とうまくやっていくには、すべてを受け入れることが大切。
  19. 人付き合いに、年齢は関係ない。
  20. 友人だからとはいえ、だらだらにならない。
    友人だからこそ、丁寧になろう。
  21. たとえ自分が悪くなくても、謝らなければならないときがある。
    相手に迷惑をかけたら、謝ることが大切。
  22. 相手の喜びを一緒に喜ぶと、好感が持てる。
  23. 何があっても「ありがとう」で締めくくることが大切。
  24. 短所は見方を変えれば、長所になる可能性を秘めている。
  25. 人付き合いで大切なことは、まめであること。
  26. みんなと同じでないことこそが美徳。
    自分を他人と比べない。
  27. 明るい言葉を使うと、明るい人付き合いができる。
  28. 自分が失敗したときでも、そばにいてくれる人。
    それが本当の友人だ。
  29. 気持ちを伝える手段は「言葉」だけではない。
    気持ちは「体」で伝えると、もっと気持ちが伝わる。
  30. 人付き合いの達人は、褒める達人。

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