人付き合いで、自分の短所を気にする人がいます。
自分の短所は、見方を変えれば、長所になる可能性があります。
あなたは「短所が長所だなんて間違っている!」と思い込んでいませんか。
そんなことはありません。
考え方を逆にするだけでいいのです。
短所を長所と考えてしまうのです。
私の決定的な短所は「気にしすぎ」というところです。
私の文章を読んでもわかるとおりです。
実に細かいことを悩んでいます。
細かいことを気にしています。
細かいことを引きずっています。
細かいことを分析しています。
友人に「考えすぎだよ」と言われたことが、数え切れないほどあります。
「そんなことまで考えなくてもいいよ」と、何度も言われました。
事あるごとに「今の行いで本当によかったのだろうか」と細かく振り返ってしまいます。
性格ですから、変えようと思って簡単に変えられることではないのです。
私は以前、この性格が苦手でした。
のほほんと生きている人を、羨ましく思っていた時期がありました。
しかし、あるきっかけで、短所が長所にひっくり返ったのです。
本を書くことです。
もともと、ある女の子との出会いがきっかけでした。
彼女は人に敏感で、私の気にしすぎる性格も、すぐ気づきました。
その子の頭の中では、私の短所を違ったふうに解釈します。
「タカ、いつか本、書きそうだね」
そのときは「そうかなあ」と思いましたが、後からまたいつもの自分の癖で細かく振り返ります。
「もしかしたら」と思ったのです。
私の短所は長所になりました。
以前は一番の短所が、今では一番の長所です。
今までは嫌いだった短所を、今では好きになっています。
短所のおかげで、うまくやっていくことができているのです。
これには自分でも驚いています。
大きな短所が大きな長所にひっくり返ったことで「将来、素晴らしいことにつながるのではないか」という自信さえも芽生えました。
最低だっただけに、最高なのです。
自分の短所は、見方を変えるだけで長所になる可能性があります。
見方を変えるだけでいいのです。
自分の短所は長所なのだと、考え方を改めてみましょう。
短所を嫌いになるのではなく、短所だから好きになればいいのです。
短所は、必ず長所になる要素が含まれています。
必ず可能性を秘めています。
ささいなことで、短所から長所にひっくり返ります。
同時に人生も、180度ひっくり返るのです。