私は今、会社まで「歩き」と「電車」の両方を、状況に応じて使い分けています。
歩くときもあれば、電車を使うときもあります。
普段は会社まで歩いて出社し、帰るときも歩いて帰宅します。
しかも、結構距離があります。
片道でおよそ90分。
往復で3時間です。
「面倒だ。歩くだけにそんなに時間を取っていられない」
一般的な感覚ならそう思うでしょう。
私も最初、そう思っていました。
1日24時間のうち、3時間も歩いていることに費やすのは、大変といえば大変です。
しかし、そこは人間です。
賢さによって便利な道具を発明し、運動不足になりつつあるなら、ここでもまた賢さで運動不足を乗り越える知恵を出すときです。
頭を使って、大変なことを楽しいと思えるような工夫を凝らしています。
たとえば、オーディオブックです。
私は本を読むのが大好きです。
イヤホンをつけて、朗読される音声を聞きながらなら、90分は一瞬です。
耳で聞くほうが、目で読むより楽です。
次の展開が気になり、時間が早く進むよう感じます。
面白い映画は2時間があっという間に過ぎるように、好きな本を聞いていると、90分は一瞬です。
オーディオブックを聞きながらひらめいたアイデアは、紙に書き残し、次の作品へと生かしています。
歩数計をつけて、歩いている歩数が目に見える形になれば、モチベーションが維持しやすくなります。
もちろん毎日歩いているわけでもありません。
暑い夏場、日差しが強すぎる日、会社の繁忙期、雨の日、大事なお客さんと打ち合わせがある日など、便利な電車を使います。
そういう工夫をすることです。
普段はあえて歩き、大事な場面では乗り物を使う。
このメリハリを作ればいいのです。