執筆者:水口貴博

早朝の散歩習慣のすすめ

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目で本を読むより、耳で本を読むほうが、考えが膨らみやすい。

目で本を読むより、耳で本を読むほうが、考えが膨らみやすい。 | 早朝の散歩習慣のすすめ

私は20代後半ごろから、読書といえば「目」ではなく「耳」ですることが多くなりました。

別に、目で本を読むのが嫌いではありません。

本当は椅子に座って本をゆっくり読みたいところですが、忙しい仕事をこなしながら、読書時間を見つけるのは、なかなか難しい。

少しでも空き時間といえば、窮屈な電車の中や会社からの帰り道です。

しかし、満員電車は窮屈です。

夜道は暗いため読書が難しい現実があります。

その点、本文を音声で読み上げるオーディオブックなら、問題はありません。

耳にイヤホンをかけて聞きながらなら、窮屈な満員電車や暗い夜道でもスムーズに聞けます。

耳で本を読み始める習慣ができて、気づいたことがあります。

オーディオブックは、目で本を読むのに比べ、さまざまなことを考えながら聞くことができるということです。

目と耳とでは、脳の中で情報の経由に違いがあるためと考えられます。

目で読む場合、理解というゴール地点まで行くのに、さまざまなところを中継します。

まず目で見た画像は、視覚野に送られます。

視覚野で「画像→文字」として認識します。

次に、ウェルニッケ野で「文字→音」に変換されます。

ブローカ野で「音→意味」として変換され、初めて文章の意味を認識されます。

「目→視覚野→ウェルニッケ野→ブローカ野→理解」という流れです。

では、耳で理解する場合はどうでしょうか。

耳から入った情報は、いきなりブローカ野に送られ「音→意味」と変換ができます。

「耳→ブローカ野→理解」という流れになります。

目で理解するのに比べて、ずいぶんシンプルになったのがおわかりでしょう。

そのため、音を聞くほうが脳内で余力が生まれやすく、聞きながら考えが膨らみやすいのです。

早朝の散歩習慣のすすめ(24)
  • 歩きながら、耳で本を読む。
友人と話ながら歩くと、あっという間に、長距離が歩くことができる。

早朝の散歩習慣のすすめ

  1. 人類は、頭を使うことで、生存競争を勝ち抜いた。
  2. 私たちは今、人類史上、最も「歩かない時代」に直面している。
  3. 頭を使って進化した人類なら、運動不足の困難も、頭を使って乗り越えられるはずだ。
  4. 「歩き」と「乗り物」は、状況に応じて使い分ける。
  5. 大変なのは最初だけ。
    歩くにつれて、楽になる。
  6. 散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させている。
  7. 散歩は、たった100歩から始めると、うまくいく。
  8. 早朝こそ、散歩の恩恵を最も享受しやすいタイミング。
  9. 朝に散歩をすると、大変なことが1回減る。
  10. 歩くときに大切なのは、歩数や歩幅より、背筋。
  11. わずかな寄り道が、疲れを吹き飛ばしてくれる。
  12. 散歩に、運動神経はいらない。
  13. 植物の専門書を持ち歩けば、単なる散歩が勉強へと変わる。
  14. 植物の専門書を持って歩くと、自然と植物への感性が磨かれる。
  15. ウォーキングは、免疫力を高める手軽な方法。
  16. 運動は、しなくても、しすぎてもいけない。
  17. 名医は、靴底を見る。
    靴底だけは嘘をつかない。
  18. 1日10,000歩歩くより、1週間続けるほうが、はるかに大変。
  19. 気分によって、散歩のペースが変わるのではない。
    散歩のペースによって、気分が変わる。
  20. 規則正しいから散歩をするのではない。
    散歩をするから規則正しくなる。
  21. 散歩用シューズは、習慣になる前に買ってもいい。
  22. 散歩を続ける工夫は、難しそうで、簡単。
  23. くよくよ悩む暇があるなら、とにかく歩け。
  24. 目で本を読むより、耳で本を読むほうが、考えが膨らみやすい。
  25. 友人と話ながら歩くと、あっという間に、長距離が歩くことができる。
  26. 近所は、あまりに身近すぎるから、発見を見落としやすい。
  27. リラックスを求めるなら、晴れの日より、むしろ雨の日のほうがいい。
  28. 落ち込んだときこそ、歩く。
    悲しいときがあったときこそ、歩く。
  29. 歩くことで、骨が丈夫になる。
  30. 「いつかやろう」と思っている人は、永遠にすることはない。

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