散歩の習慣がつくと、同じ場所を歩くことになります。
最初のころは、辺りを見て風景など刺激的でしたが、しばらくすると同じ道ばかり歩くので、飽きてきます。
私も経験があるので、その気持ちはよくわかります。
同じ道を行ったり来たりしていると、風景も見飽きてくるのは仕方ないことです。
そこで私が散歩をするとき、いつも決まりにしているのは「わずかな寄り道」です。
寄り道とはいえ、大げさなものではありません。
ほんの一区画だけ、歩いたこともない道を歩いてみる習慣です。
大きな通りから少し外れて、迷子にならない程度に、少し遠回りの道を回ってみます。
寄り道は、スパイスです。
「あれは何だろう」
「迷子にならないように気をつけよう」
「おや。これは初めてみるなあ」
辺りをきょろきょろしながら、新たな発見を求めて歩くことで、単調な散歩に刺激が生まれます。
しかも面白いのはそれからです。
歩いたことのない道を歩いていると、その間はなぜか疲れが消えてなくなります。
これは不思議な感覚です。
おそらく冒険心に意識が強く向くことで、疲れを忘れさせてくれる効果があるのでしょう。
「これはなんだろう」「迷子にならないようにしよう」とわくわくさせる適度な緊張感が、疲れを忘れさせてくれます。
ぜひ、試してみましょう。
不思議な体験になるはずです。