執筆者:水口貴博

早朝の散歩習慣のすすめ

11

わずかな寄り道が、疲れを吹き飛ばしてくれる。

わずかな寄り道が、疲れを吹き飛ばしてくれる。 | 早朝の散歩習慣のすすめ

散歩の習慣がつくと、同じ場所を歩くことになります。

最初のころは、辺りを見て風景など刺激的でしたが、しばらくすると同じ道ばかり歩くので、飽きてきます。

私も経験があるので、その気持ちはよくわかります。

同じ道を行ったり来たりしていると、風景も見飽きてくるのは仕方ないことです。

そこで私が散歩をするとき、いつも決まりにしているのは「わずかな寄り道」です。

寄り道とはいえ、大げさなものではありません。

ほんの一区画だけ、歩いたこともない道を歩いてみる習慣です。

大きな通りから少し外れて、迷子にならない程度に、少し遠回りの道を回ってみます。

寄り道は、スパイスです。

「あれは何だろう」

「迷子にならないように気をつけよう」

「おや。これは初めてみるなあ」

辺りをきょろきょろしながら、新たな発見を求めて歩くことで、単調な散歩に刺激が生まれます。

しかも面白いのはそれからです。

歩いたことのない道を歩いていると、その間はなぜか疲れが消えてなくなります。

これは不思議な感覚です。

おそらく冒険心に意識が強く向くことで、疲れを忘れさせてくれる効果があるのでしょう。

「これはなんだろう」「迷子にならないようにしよう」とわくわくさせる適度な緊張感が、疲れを忘れさせてくれます。

ぜひ、試してみましょう。

不思議な体験になるはずです。

早朝の散歩習慣のすすめ(11)
  • 同じ道だけでなく、たまには歩いたことのない道も歩く。
散歩に、運動神経はいらない。

早朝の散歩習慣のすすめ

  1. 人類は、頭を使うことで、生存競争を勝ち抜いた。
  2. 私たちは今、人類史上、最も「歩かない時代」に直面している。
  3. 頭を使って進化した人類なら、運動不足の困難も、頭を使って乗り越えられるはずだ。
  4. 「歩き」と「乗り物」は、状況に応じて使い分ける。
  5. 大変なのは最初だけ。
    歩くにつれて、楽になる。
  6. 散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させている。
  7. 散歩は、たった100歩から始めると、うまくいく。
  8. 早朝こそ、散歩の恩恵を最も享受しやすいタイミング。
  9. 朝に散歩をすると、大変なことが1回減る。
  10. 歩くときに大切なのは、歩数や歩幅より、背筋。
  11. わずかな寄り道が、疲れを吹き飛ばしてくれる。
  12. 散歩に、運動神経はいらない。
  13. 植物の専門書を持ち歩けば、単なる散歩が勉強へと変わる。
  14. 植物の専門書を持って歩くと、自然と植物への感性が磨かれる。
  15. ウォーキングは、免疫力を高める手軽な方法。
  16. 運動は、しなくても、しすぎてもいけない。
  17. 名医は、靴底を見る。
    靴底だけは嘘をつかない。
  18. 1日10,000歩歩くより、1週間続けるほうが、はるかに大変。
  19. 気分によって、散歩のペースが変わるのではない。
    散歩のペースによって、気分が変わる。
  20. 規則正しいから散歩をするのではない。
    散歩をするから規則正しくなる。
  21. 散歩用シューズは、習慣になる前に買ってもいい。
  22. 散歩を続ける工夫は、難しそうで、簡単。
  23. くよくよ悩む暇があるなら、とにかく歩け。
  24. 目で本を読むより、耳で本を読むほうが、考えが膨らみやすい。
  25. 友人と話ながら歩くと、あっという間に、長距離が歩くことができる。
  26. 近所は、あまりに身近すぎるから、発見を見落としやすい。
  27. リラックスを求めるなら、晴れの日より、むしろ雨の日のほうがいい。
  28. 落ち込んだときこそ、歩く。
    悲しいときがあったときこそ、歩く。
  29. 歩くことで、骨が丈夫になる。
  30. 「いつかやろう」と思っている人は、永遠にすることはない。

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