執筆者:水口貴博

早朝の散歩習慣のすすめ

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散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させている。

散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させている。 | 早朝の散歩習慣のすすめ

散歩といえば、まず「体を動かす」という肉体面でのイメージがあると思います。

足のつま先から頭のてっぺんまで動かしますから、ダイエットにも効果的です。

体力維持、健康維持のためにもよい印象があるのではないでしょうか。

しかし、実のところ散歩は、私たちの肉体以外にも、大きな影響を及ぼしています。

散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させています。

脳です。

私たちの脳は、歩いているだけでも、無意識のうちにさまざまな刺激を受け取り、脳を活発化させています。

本来の散歩なら、歩くたびに風景が次々と移り変わります。

野道に咲く花を見たり、飲食店をガラス越しでのぞいてみたり、散歩をしている人とすれ違ったりするでしょう。

場所によっては、においの変化もあります。

野道なら草花のにおいがし、川のそばでは川のにおい、パン屋の前ではパンの香ばしいにおいがすることもあるでしょう。

見たり聞いたりにおったりなど、人間の五感を刺激するきっかけが多いです。

五感だけではありません。

散歩をしているときには、広範囲を移動することになります。

そのときの一般的な脳の活動を見てみましょう。

自分の場所を把握するため「空間認知」を刺激します。

歩いてきた道を「記憶」します。

分かれ道があれば、どちらの道を歩こうか「判断」します。

人や車が向かってくれば、ぶつからないように「注意」を払います。

体を動かしているうちに「気分転換」がされて、すっきりした気分になるでしょう。

散歩とはいえ、脳のさまざまな部位を刺激することになります。

こうした理由から、私は散歩を日常の習慣に取り入れることをおすすめします。

散歩は、最も単純でありながら、体だけでなく、脳も活発に活性化させる最高の手段なのです。

早朝の散歩習慣のすすめ(6)
  • 散歩をして、脳を刺激する。
散歩は、たった100歩から始めると、うまくいく。

早朝の散歩習慣のすすめ

  1. 人類は、頭を使うことで、生存競争を勝ち抜いた。
  2. 私たちは今、人類史上、最も「歩かない時代」に直面している。
  3. 頭を使って進化した人類なら、運動不足の困難も、頭を使って乗り越えられるはずだ。
  4. 「歩き」と「乗り物」は、状況に応じて使い分ける。
  5. 大変なのは最初だけ。
    歩くにつれて、楽になる。
  6. 散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させている。
  7. 散歩は、たった100歩から始めると、うまくいく。
  8. 早朝こそ、散歩の恩恵を最も享受しやすいタイミング。
  9. 朝に散歩をすると、大変なことが1回減る。
  10. 歩くときに大切なのは、歩数や歩幅より、背筋。
  11. わずかな寄り道が、疲れを吹き飛ばしてくれる。
  12. 散歩に、運動神経はいらない。
  13. 植物の専門書を持ち歩けば、単なる散歩が勉強へと変わる。
  14. 植物の専門書を持って歩くと、自然と植物への感性が磨かれる。
  15. ウォーキングは、免疫力を高める手軽な方法。
  16. 運動は、しなくても、しすぎてもいけない。
  17. 名医は、靴底を見る。
    靴底だけは嘘をつかない。
  18. 1日10,000歩歩くより、1週間続けるほうが、はるかに大変。
  19. 気分によって、散歩のペースが変わるのではない。
    散歩のペースによって、気分が変わる。
  20. 規則正しいから散歩をするのではない。
    散歩をするから規則正しくなる。
  21. 散歩用シューズは、習慣になる前に買ってもいい。
  22. 散歩を続ける工夫は、難しそうで、簡単。
  23. くよくよ悩む暇があるなら、とにかく歩け。
  24. 目で本を読むより、耳で本を読むほうが、考えが膨らみやすい。
  25. 友人と話ながら歩くと、あっという間に、長距離が歩くことができる。
  26. 近所は、あまりに身近すぎるから、発見を見落としやすい。
  27. リラックスを求めるなら、晴れの日より、むしろ雨の日のほうがいい。
  28. 落ち込んだときこそ、歩く。
    悲しいときがあったときこそ、歩く。
  29. 歩くことで、骨が丈夫になる。
  30. 「いつかやろう」と思っている人は、永遠にすることはない。

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