世の中、何でもうまくできる人はいません。
行動には、必ず失敗がつきものです。
私も失敗は何度となく経験してきましたし、おそらくあなたも失敗は数え切れないほど経験してきたことでしょう。
こうした誰にでもある失敗をするとき、できる人はどのような失敗の仕方をするのでしょうか。
できる人が失敗をするときは、後ろではなく、前へ倒れようとします。
前に倒れたほうが、倒れながら前へと進めるからです。
言い換えれば「悪あがき」です。
これはテストのときによくあることです。
まったく勉強していないテストのとき、わからない問題はわかりません。
特に歴史の問題は、知らないことは知らないし、両手を合わせて神に祈ったところで答えが舞い降りてくることはありません。
そのため答案用紙を白紙にしたまま、提出してしまう人がいます。
しかし、白紙にしないほうがいいのです。
そこで、もう一踏ん張り、悪あがきをしてほしいのです。
どうせわからなければ、何でもいいから書いてしまったほうが、可能性があります。
会社のプレゼンのときです。
不採用になっても提出しましょう。
もちろん結果は同じです。
ダメなものは、ダメです。
しかし、見る側には「積極性」を感じます。
同じ不採用でも、目に見えないところで評価が変わってきます。
うまくいかないときでも、少しでも駒を前に進めることができるように「悪あがき」をすることが大切なのです。
差は、そうした小さなところから生まれるものなのです。