「会社に来ても、特にすることがない……」
「やりたいと思う仕事が回ってこない……」
「同じ仕事ばかりで、マンネリだ……」
入社をして、3年を過ぎたくらいから考え始める悩みです。
新人のころは、仕事のやり方、ルール、マナーなど、覚えなければならないことがてんこ盛りです。
新人時代は、取りつく島もないくらい忙しい時期です。
しかし、そうは言っても、覚えることが無限にあるわけではありません。
同じ会社の同じ職場に、3年以上もいると、だいたいの仕事は覚え切ってしまいます。
次に襲ってくるのは「マンネリ」という惰性です。
実はこの話は、以前の私のことです。
私も3年目が過ぎたくらいから仕事に慣れてしまい「会社に来ても同じ仕事ばかりだ」という悩みを抱いたことがあります。
どの職業でも同じです。
同じ会社、同じ職場に3年以上も在籍し続ければ、マンネリにならない人のほうが珍しいです。
しかし、ここからが正念場です。
次の2種類の人にわかれてしまいます。
仕事をサボり始めると、下落する一方なのは言うまでもありません。
長く会社に在籍しているという理由だけで、偉そうな態度を取りたくはありません。
だからとはいえ、何もすることがないからとだらだらもしたくはありません。
私の場合は、自分をさらに向上させるために、業務に必要な資格を取り始めました。
目指す資格も業務に関係した資格です。
ちょうどその時期、資格の費用を会社が負担するという新ルールができたので活用しました。
今の仕事がさらに効率よく進むような役立つ資格を取得して、さらなる向上を目指しました。
定期的に「旅行」へも出かけるようになりました。
自分の見識を広げるため、できるだけ知らない土地のほうが勉強になるからと思い、海外へ1人で旅しました。
韓国・台湾・シンガポールなど、文化も土地も言葉もわからないところへ、1人で行き、自分に圧倒的な刺激と緊張を与えました。
資格を取得すると、仕事にも当然役立ち、業務が向上します。
また資格を取得しているという事実が、お客さまからの信用にもつながります。
海外旅行の経験が、話題を豊富にして、会話の幅を広げます。
惰性を打破していく工夫をしましたし、今も続いています。
「どきどき」がなくなれば、自分から高揚感を探しに行けばいい。
わくわくがなければ、自分からわくわくすることを探しに行けばいい。
そういうことは、すべて自分しだいです。