ほかの人と差をつけるポイントは、資料をホチキスで留める場面にあります。
仕事で資料をホチキスで留めることがあるでしょう。
このとき、横向き(ー)で留めるのは要注意です。
資料をめくったとき、ホチキスの針部分で紙が破れやすくなります。
資料をホチキスで留めるときは、横向き(ー)ではなく、斜め45度(/)がベストです。
めくったとき破れにくくなります。
資料もめくりやすくなり、めくったときの収まりもよくなります。
斜め45度の止め方のほかにも、心がけておきたいポイントがあります。
ホチキスでたくさんの資料を留めるときがあるでしょう。
会議やプレゼンでは、何部もの資料をホチキスで留めることがあるはずです。
たくさんの資料をホチキスで留めるときは、資料ごとに留め位置を変えていきましょう。
同じ位置に留めていると、資料を重ねたとき、ホチキスの針と針が当たって分厚くなってしまいます。
資料には影響しませんが、資料を重ねて保管するときや持ち運ぶとき、厚みが目立って扱いにくくなることがあります。
この場合、資料ごとに5ミリずらすとスマートです。
資料の左上から「8ミリの位置」「13ミリの位置」の2パターンで留めるのが一般的です。
5ミリの隙間を空ければ、厚みを軽減させることができます。
ホチキスで留める位置にも注意してください。
絶対NGは「相手先の社名にホチキスの針を当ててしまうこと」です。
社名にホチキスの針を突き刺すのは大変な失礼に当たるため、絶対あってはなりません。
社名を間違えるのと同じくらい大きな失態であり、不快感を与える原因になります。
この場合、左上に十分な隙間が空くようデータを修正して、印刷し直すのがいいでしょう。
それが難しい場合は、少々余白が厳しくなりますが、社名にホチキスの針が当たらないよう注意しながら留めていきます。
これが仕事の工夫です。
「そこでまでしなくてもいいのではないか」と思うかもしれませんが、こういうところでほかの人と差がつきます。
なかなか気づかれにくい工夫ですが、誰も気づかないとは限りません。
意外とこういうところを上司は見ています。
「なかなかわかっているではないか」と上司から好感を持たれることが少なくありません。
思わぬところで評価アップにつながる可能性があるのです。