与えて、減るものと減らないものがあります。
物質的なものは、与えると、自分の分が減ります。
相手が喜ぶ物質的なものといえば、たとえば「お金」です。
お金を与えると相手は喜びますが、自分の分が減ります。
「プレゼント」も物質的です。
誕生日プレゼントも、相手はとても喜んでくれます。
もちろん物質的なものを否定しているのではありません。
ただ、物質的なものは有限であり、与える限界があると知っていただきたい。
物質で人を喜ばせることができても、限界があるため適度さが必要です。
しかし、精神的なものなら、いくら与えても、自分の分が減ることはありません。
たとえば「気配り」です。
相手を思いやる気持ちは、いくら与えても減ることはありません。
無限に与えることができるのですから、与えるなら、精神的なものを与えたほうが自分の損がありません。
「励まし」も減ることはありません。
「あなたならできるよ。大丈夫だよ」
励ますなら、いくらでもできるはずです。
そういう減らない精神的な喜びを、どんどん味わうことです。
物質的な喜びには限界がありますが、精神的な喜びには限界がありません。
あなたが差をつけるなら、精神的な喜びを与えることです。
いくら与えても減ることはないのですから、しすぎて破産することはありません。
自分のお金や立場を気にする必要もありません。