人間は慣れるのが得意です。
新婚生活を始めたばかりのころは、何でも感動します。
夫が仕事へ向かう姿に妻は感動し、夫は妻が作ってくれる食事に感謝します。
しかし、しばらく経てば慣れてしまい、当たり前と思ってしまうようになります。
慣れるというのは人間の素晴らしい一面ですが、一方で危ないことでもあります。
慣れて当たり前だと思い始めた結果、相手への感謝も忘れがちになってしまうことです。
「やって当たり前」「してくれて当然」と思ってしまい始めると、感動も薄れます。
最終的には、感謝をまったくしなくなってしまいます。
これはとても危険な状態です。
「夫婦の仲が悪くなるきっかけは、慣れから始まる」と言っても過言ではありません。
大切なことは、いかに当たり前の感謝を言い続けるかです。
夫婦間の感謝に、言いすぎることはありません。
夫が毎日仕事をして、生活費を稼いでくれることに「ありがとう」です。
妻が毎日作ってくれる食事にも「ありがとう」です。
感謝をされると「嬉しいな。また頑張ろう」と思います。
思っているだけではなく、きちんと言葉にして、感謝を伝えましょう。
言葉には、言霊といってパワーが宿っています。
言葉にすることで、感謝の気持ちが相手に届いて、やる気や元気へと変換されるのです。