どれだけ物静かな父でも、感謝の言葉まで省略するのはよくありません。
感謝の言葉まで省略してしまうと、威厳より、人としての当たり前の人格が失われます。
感謝をまめにする父を見て、子どもは「お父さんのためにもっと頑張りたい」と考えるようになります。
子どもとしては、感謝されると単純に嬉しいものです。
親からの愛情を欲しがります。
感謝をしてくれる父なら、もっと感謝されたくなり、子どもは家族のために行動するようになります。
親子間の不和が問題になっている家庭では、必ず感謝の言葉が少ないことが特徴です。
感謝の言葉がないと、子どもは親とのコミュニケーションが少なくなっていく一方です。
「ありがとう」と言うと、必ず返事が返ってきます。
「ありがとう」と言われると「どういたしまして」と返事するしかありません。
そこで1つの会話のキャッチボールができているのです。
どんなに威厳のある父親でも、感謝のできない父親は失格です。
父親から家族とのコミュニケーションを断ってはいけないのです。