開拓者・先駆者になるのは、大変なことです。
前例がまったくないので、参考になることがなく、すべてのやり方を編み出して、実行しなければなりません。
前例がないので失敗のリスクが高く、考えなければいけない課題も山積みです。
しかし、2番手になると、取り組みやすくなります。
前例があるからです。
前回、行った人の仕事の進め方を真似したり、参考にしたりできるようになるからです。
なぜコロンブスが偉人なのかというと、アメリカ大陸を発見したパイオニアだからです。
一番手だから、偉人です。
コロンブスがアメリカ大陸を発見後、次々とヨーロッパから領土開拓のために進出します。
2番手、3番手は、パイオニアの方法を真似すればいいので、失敗するリスクも低く、実現も容易です。
そういう話は、現代でも同じです。
仕事で今までしたこともない作業をするときには、大きなリスクが発生します。
しかし、そんなときこそ、前例を見つけて、参考にすればいい。
前回行った人の内容を調べて、真似をしたり、参考にしたりするなど、仕事術を引き継げば、成功率も高くなります。
企業として会社を興すときにも、前例を探して、参考にすることです。
事業に成功しやすくなります。
前例を探さず、独自路線で進もうという意気込みはわかります。
しかし、それではあまりにリスクが大きいです。
会社の興し方、間違いやすいポイント、考慮することなど、すべてを1から学ばなければならず、時間もお金もかかります。
2番手は、素直に一番手の方法を徹底的に参考にします。
そのうえで、2番手だからこそできるユニークな仕事を付加すればいい。
そういうやり方で進めることで、起業のリスクは低下して、成功もしやすくなります。
成功するためには、素直にパイオニアの仕事を真似することが、大切なのです。