執筆者:水口貴博

段取り力を高める30の方法

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応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。

応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。 | 段取り力を高める30の方法

段取りとは、順番です。

物事には、効率よく進めるために適した順序があります。

順序をきちんと整えて勉強や仕事をすれば、速く正確に進めることができます。

たとえば、勉強のときには「基本を徹底的に極める」という当たり前の順番を守ることです。

少しでも早く成績を上げたい人は、いきなり応用問題に取り組もうとします。

応用問題ほど本も分厚く、勉強をしているような気になります。

しかし、そういう人ほど、勉強に挫折します。

基本をおろそかにすると、難しい問題を解く理解がなく、三日坊主に終わります。

頭の善しあしや才能は、関係ありません。

順番であり、段取りです。

成績のいい人ほど、基本問題を山ほどこなしている人です。

基本を徹底的に学び、理解して、身につけているからこそ、応用問題を理解する力がつきます。

応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」です。

単なる漢字1つでも、難しい漢字は、基本的な漢字の組み合わせです。

「嘘」という漢字は「口」「虚」という漢字から成り立っています。

いきなり「嘘」という漢字を覚えようと思えばできるでしょう。

しかし、理解や意味が伴っていない暗記は、あっという間に忘れます。

「嘘」という漢字を覚える前に「口」と「虚」という字を徹底的に学び、意味と書き方を理解すれば覚えやすく忘れにくくなります。

「口から虚ろ(うつろ)なことを言うから、嘘なのだな」

そういう意味を理解して覚えれば、覚えやすく忘れにくくなります。

なにより、意味がわかれば、勉強は楽しくなります。

すべての学問は、そういう成り立ちです。

応用は、基本の組み合わせであり、積み重ねです。

段取りとはいえ、奇をてらうようなテクニックは不要です。

まず素直に、基本から徹底的に学び、次第にレベルを上げていくという流れでいいのです。

段取り力を高める方法(22)
  • 基本から徹底的に学ぶ。
疲れたら、疲れていない部分を使えばいい。

段取り力を高める30の方法

  1. 豊かな時間は、段取りのよさから生まれる。
  2. うまくいかなかったときは「段取りの悪さ」を見直す機会と考える。
  3. 楽をしたいから、サボるのではない。
    楽をしたいから、段取りを考えるのだ。
  4. 簡単な問題から始めたほうがうまくいく。
  5. 段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。
    段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。
  6. わかりやすくするために、図表は本当に必要かを考える。
  7. 誰もしないことをするのが、段取りだ。
  8. 作業は、単発より、連続にする。
  9. 旅の帰りに旅をする。
  10. 段取りの下手な人は、会話を減らす。
    段取りの上手な人は、会話を増やす。
  11. 段取りとは、区切ること。
  12. 遅刻のときは、どんな場所でもきちんと連絡を入れる。
  13. 具を入れる順番を整えないと、おいしいカレーは作れない。
  14. いらない物は捨て、好きなことをすれば、集中力は自然と出る。
  15. 段取り上手には「まとめる力」と「分ける力」がある。
  16. 好きなことを始めにして、嫌いなものは後回しでいい。
  17. 軽いジョークから始めたほうが、提案はうまくいく。
  18. 話をしないのも、段取りだ。
  19. 規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。
  20. 「知ろうとする努力」から「知ろうとしない努力」へと転換する。
  21. 段取りとは、一歩先の未来を考えた行動のこと。
  22. 応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。
  23. 疲れたら、疲れていない部分を使えばいい。
  24. 一番手が、一番大変。
  25. キーマンを見つけて、人脈を開拓する。
  26. 段取りで大切なことは「パーフェクト」ではなく「テンポ」。
  27. 仕事をたくさんすれば、段取りは自然と身につく。
  28. 時系列を記録すると、やる気が出る。
  29. マナーそのものが、素晴らしい段取りである。
  30. 段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。

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