執筆者:水口貴博

段取り力を高める30の方法

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時系列を記録すると、やる気が出る。

時系列を記録すると、やる気が出る。 | 段取り力を高める30の方法

私の不思議な体験を、1つご紹介します。

ある日、職場で仕事をしていたときのことです。

その仕事は、長時間、単調な作業を繰り返すという内容でした。

1つの仕事は、15分ほどで終わる小さな仕事でしたが、何度も繰り返します。

簡単な仕事内容です。

しかし、簡単で単調な繰り返しだからこそ、飽き飽きしていました。

そんな、ある日のことです。

上司から「作業の進み具合を後で確認したいから、開始と終了の時間を正確に記録してほしい」と言われました。

そこで指示のとおり、作業の進み具合を「時系列」でまとめて、記録していきました。

すると、なぜか単調な仕事が楽しくなった、という不思議な状態に直面しました。

作業そのものは、何も変更していません。

ただ時系列を記録する作業を加えただけです。

しかし、この「時系列の記録」が、思わぬ効果をもたらします。

ゲーム感覚になり、楽しくなります。

時間を記録すると、一単位あたりにかかった時間が、目に見えて確認できます。

「一コマ、15分かかっているな」

「今度は13分で終わっている」

「おや! 今回は10分で終わっているぞ」

自分の成長が見えているようです。

記録を残すことで、慣れとスピードアップが目で確認でき、やる気の向上につながります。

記録をつける習慣は、仕事のためだけではありません。

作業者のやる気を刺激するためです。

時間を記録することでやる気になり、仕事力が向上するのです。

段取り力を高める方法(28)
  • 時系列を記録する。
マナーそのものが、素晴らしい段取りである。

段取り力を高める30の方法

  1. 豊かな時間は、段取りのよさから生まれる。
  2. うまくいかなかったときは「段取りの悪さ」を見直す機会と考える。
  3. 楽をしたいから、サボるのではない。
    楽をしたいから、段取りを考えるのだ。
  4. 簡単な問題から始めたほうがうまくいく。
  5. 段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。
    段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。
  6. わかりやすくするために、図表は本当に必要かを考える。
  7. 誰もしないことをするのが、段取りだ。
  8. 作業は、単発より、連続にする。
  9. 旅の帰りに旅をする。
  10. 段取りの下手な人は、会話を減らす。
    段取りの上手な人は、会話を増やす。
  11. 段取りとは、区切ること。
  12. 遅刻のときは、どんな場所でもきちんと連絡を入れる。
  13. 具を入れる順番を整えないと、おいしいカレーは作れない。
  14. いらない物は捨て、好きなことをすれば、集中力は自然と出る。
  15. 段取り上手には「まとめる力」と「分ける力」がある。
  16. 好きなことを始めにして、嫌いなものは後回しでいい。
  17. 軽いジョークから始めたほうが、提案はうまくいく。
  18. 話をしないのも、段取りだ。
  19. 規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。
  20. 「知ろうとする努力」から「知ろうとしない努力」へと転換する。
  21. 段取りとは、一歩先の未来を考えた行動のこと。
  22. 応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。
  23. 疲れたら、疲れていない部分を使えばいい。
  24. 一番手が、一番大変。
  25. キーマンを見つけて、人脈を開拓する。
  26. 段取りで大切なことは「パーフェクト」ではなく「テンポ」。
  27. 仕事をたくさんすれば、段取りは自然と身につく。
  28. 時系列を記録すると、やる気が出る。
  29. マナーそのものが、素晴らしい段取りである。
  30. 段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。

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