テーブルマナー。
仕事のマナー。
電車のマナー。
車のマナー。
世の中には、たくさんのマナーが存在します。
段取りとは、大げさな話ではありません。
そもそもこうしたマナーを、正しくきちんと守り、実行するだけでいい。
マナーそのものが、素晴らしい段取りの集大成になっているからです。
お互いにぶつからず、気持ちよく社会生活を送ることができるよう配慮されています。
私は社会人3年目が過ぎても、新入社員が読む本をよく読みます。
上司になるほど、段取りが要求され、参考にするのはいつも新入社員向けのマナー本です。
新入社員向けのマナーほど、仕事上で最も必要とされる段取りだからです。
マナー本とはいえ、ただ書いてあることを棒読みし、うのみにするのではありません。
「上座は、なぜ上座なのだろうか」と、その理由まで考えます。
マナー本に書かれているマナーの理由まで考えると、味わい深くなります。
マナーというからには、そういうマナーに至った経緯や理由があるはずです。
たとえば、上座はなぜ上司が座るのかというマナーについてです。
上司は、思考力や判断力が要求される立場にいます。
その判断力や思考力を乱さないために、見晴らしがよく、気を使わず、集中できる場所である上座が、最も適した上司の座る席です。
上座に上司が座ることで、仕事の効率がよくなる段取りです。
この意味まで、きちんと理解して、実行することです。
さあ、いま一度、マナーを見直しましょう。
マナー本に書かれている、理由を読み解くことで、あなたの段取り力はさらにアップします。