執筆者:水口貴博

段取り力を高める30の方法

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マナーそのものが、素晴らしい段取りである。

マナーそのものが、素晴らしい段取りである。 | 段取り力を高める30の方法

テーブルマナー。

仕事のマナー。

電車のマナー。

車のマナー。

世の中には、たくさんのマナーが存在します。

段取りとは、大げさな話ではありません。

そもそもこうしたマナーを、正しくきちんと守り、実行するだけでいい。

マナーそのものが、素晴らしい段取りの集大成になっているからです。

お互いにぶつからず、気持ちよく社会生活を送ることができるよう配慮されています。

私は社会人3年目が過ぎても、新入社員が読む本をよく読みます。

上司になるほど、段取りが要求され、参考にするのはいつも新入社員向けのマナー本です。

新入社員向けのマナーほど、仕事上で最も必要とされる段取りだからです。

マナー本とはいえ、ただ書いてあることを棒読みし、うのみにするのではありません。

「上座は、なぜ上座なのだろうか」と、その理由まで考えます。

マナー本に書かれているマナーの理由まで考えると、味わい深くなります。

マナーというからには、そういうマナーに至った経緯や理由があるはずです。

たとえば、上座はなぜ上司が座るのかというマナーについてです。

上司は、思考力や判断力が要求される立場にいます。

その判断力や思考力を乱さないために、見晴らしがよく、気を使わず、集中できる場所である上座が、最も適した上司の座る席です。

上座に上司が座ることで、仕事の効率がよくなる段取りです。

この意味まで、きちんと理解して、実行することです。

さあ、いま一度、マナーを見直しましょう。

マナー本に書かれている、理由を読み解くことで、あなたの段取り力はさらにアップします。

段取り力を高める方法(29)
  • 段取りの前に、マナーを見直す。
段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。

段取り力を高める30の方法

  1. 豊かな時間は、段取りのよさから生まれる。
  2. うまくいかなかったときは「段取りの悪さ」を見直す機会と考える。
  3. 楽をしたいから、サボるのではない。
    楽をしたいから、段取りを考えるのだ。
  4. 簡単な問題から始めたほうがうまくいく。
  5. 段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。
    段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。
  6. わかりやすくするために、図表は本当に必要かを考える。
  7. 誰もしないことをするのが、段取りだ。
  8. 作業は、単発より、連続にする。
  9. 旅の帰りに旅をする。
  10. 段取りの下手な人は、会話を減らす。
    段取りの上手な人は、会話を増やす。
  11. 段取りとは、区切ること。
  12. 遅刻のときは、どんな場所でもきちんと連絡を入れる。
  13. 具を入れる順番を整えないと、おいしいカレーは作れない。
  14. いらない物は捨て、好きなことをすれば、集中力は自然と出る。
  15. 段取り上手には「まとめる力」と「分ける力」がある。
  16. 好きなことを始めにして、嫌いなものは後回しでいい。
  17. 軽いジョークから始めたほうが、提案はうまくいく。
  18. 話をしないのも、段取りだ。
  19. 規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。
  20. 「知ろうとする努力」から「知ろうとしない努力」へと転換する。
  21. 段取りとは、一歩先の未来を考えた行動のこと。
  22. 応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。
  23. 疲れたら、疲れていない部分を使えばいい。
  24. 一番手が、一番大変。
  25. キーマンを見つけて、人脈を開拓する。
  26. 段取りで大切なことは「パーフェクト」ではなく「テンポ」。
  27. 仕事をたくさんすれば、段取りは自然と身につく。
  28. 時系列を記録すると、やる気が出る。
  29. マナーそのものが、素晴らしい段取りである。
  30. 段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。

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