執筆者:水口貴博

段取り力を高める30の方法

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規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。

規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。 | 段取り力を高める30の方法

段取りを整えるためには、あらかじめ流れを紙に書く、という作業です。

行き当たりばったりで対応を考えるのではなく、あらかじめ流れを考え、前もって対策を立てておきます。

作業がスムーズに進みます。

たとえば、プログラミング言語です。

私は、HAPPY LIFESTYLEの運用を効率化するため、プログラムを作ることがあります。

お気に入りの言語は「Bash」というプログラミング言語です。

プログラムを組むときには、いきなり書き始めることは、まれです。

あらかじめ流れを紙に書いて、ストーリーを整えてから、プログラムを組みます。

単純なプログラムなら、いきなり書くこともありますが、ほとんどの場合、紙に書いてからプログラムを書き始めます。

この「流れを紙に書く」という作業が、なにより肝心です。

もちろん「流れ」だけでなく、考えられる「問題」と「対策」があれば、同時に記入します。

プログラムの規模が大きく、複数人で協力して言語を組み立てるときには必要な作業です。

なぜ、これが必要なのかというと、頭の中だけで考えていると、イメージが困難になるからです。

複雑な処理は、頭の中だけで考えるには、規模が大きすぎます。

頭の中だけで想像するより、紙に書けばいい。

また、複数人で作業をする場合、人によっては考え方や捉え方の違いもあります。

流れる処理は、矛盾がなく、つじつまが合っていなければいけません。

混乱や誤解をなくし、考え方の違いやイメージの違いを埋めるために、紙に書いて意識を合わせる必要があります。

プログラムの善しあしは、この流れを考え、紙に書く作業にあるといっても過言ではありません。

プログラムを組むときには、この前準備に一番時間をかけることが重要なポイントになるのです。

段取り力を高める方法(19)
  • 流れを紙に書いてから、仕事を始める。
「知ろうとする努力」から「知ろうとしない努力」へと転換する。

段取り力を高める30の方法

  1. 豊かな時間は、段取りのよさから生まれる。
  2. うまくいかなかったときは「段取りの悪さ」を見直す機会と考える。
  3. 楽をしたいから、サボるのではない。
    楽をしたいから、段取りを考えるのだ。
  4. 簡単な問題から始めたほうがうまくいく。
  5. 段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。
    段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。
  6. わかりやすくするために、図表は本当に必要かを考える。
  7. 誰もしないことをするのが、段取りだ。
  8. 作業は、単発より、連続にする。
  9. 旅の帰りに旅をする。
  10. 段取りの下手な人は、会話を減らす。
    段取りの上手な人は、会話を増やす。
  11. 段取りとは、区切ること。
  12. 遅刻のときは、どんな場所でもきちんと連絡を入れる。
  13. 具を入れる順番を整えないと、おいしいカレーは作れない。
  14. いらない物は捨て、好きなことをすれば、集中力は自然と出る。
  15. 段取り上手には「まとめる力」と「分ける力」がある。
  16. 好きなことを始めにして、嫌いなものは後回しでいい。
  17. 軽いジョークから始めたほうが、提案はうまくいく。
  18. 話をしないのも、段取りだ。
  19. 規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。
  20. 「知ろうとする努力」から「知ろうとしない努力」へと転換する。
  21. 段取りとは、一歩先の未来を考えた行動のこと。
  22. 応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。
  23. 疲れたら、疲れていない部分を使えばいい。
  24. 一番手が、一番大変。
  25. キーマンを見つけて、人脈を開拓する。
  26. 段取りで大切なことは「パーフェクト」ではなく「テンポ」。
  27. 仕事をたくさんすれば、段取りは自然と身につく。
  28. 時系列を記録すると、やる気が出る。
  29. マナーそのものが、素晴らしい段取りである。
  30. 段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。

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