執筆者:水口貴博

企業研究をする30の方法

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離職率にこだわると、企業研究に誤解を生みやすくなる。

離職率にこだわると、企業研究に誤解を生みやすくなる。 | 企業研究をする30の方法

企業研究で欠かせないのが、離職率。

離職率とは、労働人口のうち、ある一定期間に離職した人の割合です。

離職率が高い企業の場合「何か問題がある」と見られる傾向があります。

社長がワンマン経営をしている企業なのかもしれません。

サービス残業や過剰なノルマを強要する企業なのかもしれません。

社員が企業に何らかの不満を抱いているため、辞める率も高くなると考えがちです。

たしかに企業に問題がある場合も考えられますが、すべてがその限りではありません。

たとえば、ある年に採用した人が1人だけで、都合のためその人が辞めれば、離職率は100パーセントになります。

独立を果たすために、離職する人もあるでしょう。

女性の場合、出産や子育ての都合で離職する人もいるはずです。

女性の多い職場なら、離職率も、必然的に高くなる傾向があるはずです。

さまざまな事情があるため、離職率が企業の善しあしに比例しているとは限らないのです。

参考にはなりますが、企業の評価を絶対的に表す指標ではありません。

離職率にこだわると、企業研究に誤解を生みやすくなります。

離職率は、絶対視するのではなく、参考程度にすることが大切です。

企業研究をする方法(17)
  • 離職率は、絶対視するのではなく、参考程度にする。
企業情報は、現状の確認だけで満足しない。

企業研究をする30の方法

  1. 希望する条件の優先順位を、はっきりさせているか。
  2. 平均勤続年数についてよくある誤解。
  3. 企業の個性は、どこに現れるのか。
  4. 企業に出会わなければ、調べることもない。
  5. 企業情報の項目から読み取れること。
  6. 小さな企業だから、大きな可能性が眠っている。
  7. 情報を集めるだけでは、十分に生かせない。
  8. 似た企業があって迷うとき、どうするか。
  9. 企業研究を効率的にするコツ。
  10. 自宅から通える企業の探し方。
  11. 企業の服装を確認する、3つの方法。
  12. 企業訪問ができなければ、企業のそばまで訪問。
  13. インターネット上の噂を、愚直に信じない。
  14. 形だけの制度に、要注意。
  15. 実物を写した写真なのか。
    イメージした写真なのか。
  16. イメージした写真かどうか、見分ける方法。
  17. 離職率にこだわると、企業研究に誤解を生みやすくなる。
  18. 企業情報は、現状の確認だけで満足しない。
  19. 魅力がないと思うのは誤解。
    魅力を見つける力がないだけ。
  20. 企業から発信される情報は、ポジティブな内容に偏っている。
  21. 企業研究は、ストーカーではない。
  22. 志望企業が提供する商品やサービスがあれば、ぜひ利用したい。
  23. 自分の意見だけでなく、ほかの利用者の意見も参考にしたい。
  24. 好調な企業が、優良とは限らない。
  25. 急成長している企業は、必ず原因を探ること。
  26. 組織名から、その企業の全体像を把握してみよう。
  27. 組織図の確認の際は、所属したい部署も決めておくといい。
  28. 企業の規模が小さすぎて、企業情報が入手できない場合の対処法。
  29. 店舗見学を充実させるコツは、予約。
  30. 同業他社も企業研究すると、業界内の位置関係もわかる。

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