執筆者:水口貴博

電話対応の30のビジネスマナー

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「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。

「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。 | 電話対応の30のビジネスマナー

私が社会人になったとき、先輩から電話対応について、たくさんマナーを教わりました。

特に「え? これもマナー違反なの?」と最も意外で驚いた電話マナーを紹介します。

「もしもし」を使ってはいけないというマナーです。

「まさか」と思う人もいるのではないでしょうか。

実は、社会における電話対応では「もしもし」を使ってはいけません。

ある日、仕事中に私へ連絡がありました。

「水口君、電話だよ」

先輩から声がかかります。

そこで電話を取った私は、当たり前のようにこう言います。

「もしもし、お電話代わりました、水口です」

しかし、電話を切った後に先輩から指摘を受けます。

「水口君、『もしもし』は学生言葉だから使ってはいけないよ。『はい、お電話代わりました』といったほうがいいよ」

「もしもし」を使ってはいけないと指摘を受け、驚いたものです。

今まで20年以上も「もしもし」を使い続けていただけに、このときのショックは大きいものでした。

実は学生言葉なのだと、先輩から指摘を受け、初めて知ります。

社会人になってからは「もしもし」というところを「はい」と言わなければなりません。

「はい」と答えるほうが、きびきびした好印象を与えることができ、社会人らしいからです。

もちろん相手の声が聞こえにくいときには、わざと「もしもし」と言ってもかまいません。

しかし、電話対応の基本は「はい」で十分なのです。

電話対応のビジネスマナー(28)
  • 電話で「もしもし」は、使わないようにする。
電話では、わざとゆっくり話そう。

電話対応の30のビジネスマナー

  1. 電話対応は、新人だけの仕事ではない。
  2. 電話対応の理想は「早く取ること」と「丁寧な対応」。
  3. お客さまからの電話では、自社の人間のことを、敬称抜き、敬語抜きで話す。
  4. 家族からの電話対応は、例外になるので注意。
  5. 声が小さいからと言って、お客さまに命令をしてはいけない。
  6. 受話器を置くまでが電話対応。
  7. コールセンター並みの、丁寧な電話の切り方。
  8. プライバシーに関わる情報の扱い方には、細心の注意が必要。
  9. 本人の許可がないかぎり、連絡先は絶対に教えてはいけない。
  10. かけるときも受けるときも、電話対応にはメモが欠かせない。
  11. 受話器は、利き手ではない手で取るほうがいい。
  12. いきなり用件を話し始めていませんか。
  13. 呼び出し音3回以内で、電話に出よう。
  14. 迷惑電話も、社会人としての対応を心がける。
  15. いきなり複雑な内容の説明をしない。
  16. 説明の限界を感じたら、ファックスを活用しよう。
  17. 相手の身になり、電話をかけるタイミングを考えよう。
  18. 電話対応がよくても、姿勢が悪ければ、評価が落ちる。
  19. 会社の電話を、私用で使ってはいけない。
  20. 重要な話ほど、電話で連絡してはいけない。
  21. 電話の際に、忘れがちなカレンダー。
  22. 名前を名乗らない人ほど、実は大切なお客さまである場合が多い。
  23. 電話対応では、間違いを防ぐために復唱するのは基本。
  24. 否定する言葉の後に、フォローの言葉を続けよう。
  25. 保留が長くなる場合は、一度切って、こちらから折り返す。
  26. 電話が適していない状況では、メールを活用する。
  27. 突然切れた電話は、かけた側からかけ直すのがマナー。
  28. 「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。
  29. 電話では、わざとゆっくり話そう。
  30. 電話を通してするお願いは、最も通りにくい。

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