執筆者:水口貴博

新入社員が入社3年間に心がける30のこと

  • 入社3年間にできた差は、
    後から取り戻せない。
新入社員が入社3年間に心がける30のこと

入社3年間にできた差は、後から取り戻せない。

会社に新入社員として入社して、はじめの3年間は、なにより大切な時期です。
この3年間は、強く意識しましょう。
覚えなければならないことが山のようにあり、人付き合いも慣れていないため苦労をします。

人付き合いこそ、一番の課題。
人間関係に苦労は、当たり前。

社会に出て、苦労することといえば、やはり人間関係です。
人間関係は、社会に出た誰もが必ず経験する、課題です。
仕事の楽しさは、人間関係で決まるといってもいいでしょう。

基本言葉、言い忘れていませんか。

学校で習う数学では、基本ができて、初めて応用ができるようになります。
応用は、基本ができていることが大前提です。
これは言うまでもありません。

仕事の仕方を徹底的に極める。

「仕事の仕方」を覚えることは、基本の中の基本です。
「仕事の基本」とは「仕事の仕方」のことをいいます。
当たり前に行う基本的な仕事です。

新人時代は、アクセル全開でいい。

新人のころは、簡単な仕事でも、全力を持って取り組むことが重要です。
全力を持って取り組むことで、最大限まで力をつけることができ、またそうした姿勢を上司はしっかり見ています。
上司は、仕事ができる、できないより、全力を持って取り組んでいるかどうかを見ています。

新人のうちは、どんな仕事でも引き受ける。

入社したばかりのころは、仕事を選んではいけません。
新人は、ただでさえ仕事ができない人間ですから、大きな仕事を任せられません。
もちろん仕事を選ぶこともできません。

ウォーミングアップがないと、仕事ははかどらない。

ウォーミングアップは、スポーツだけでなく、仕事にもあります。
スポーツのウォーミングアップは、ストレッチや柔軟体操にあたりますが、仕事のウォーミングアップは「早く出社すること」です。
あなたは次のうち、どちらに当てはまりますか。

入社3年間は「新人です」というセリフに要注意。

入社3年間に注意したいセリフがあります。
「新人です」というセリフです。
「どこがいけないの?」と不思議に思うかもしれませんが、実はよくないセリフです。

球拾いは、雑用ではない。
立派な勉強なのだ。

入社をして間もないころ、おそらくあなたは一種の絶望を感じることでしょう。
たいてい入社したばかりの新人は、大きな夢や希望を抱いています。
抱きすぎているばかりに、現実とのギャップに驚きを隠せません。

小さな実績をこつこつ積み上げて、大きくする。

入社3年間は、いきなり大きな仕事は与えられないと考えましょう。
入社して間もない新人には、小さくて責任の軽い仕事が与えられます。
・コピーとり

任された雑用のトップになろうではないか!

入社3年間は、雑用レベルの仕事しか与えられません。
3年とは長く感じられるかもしれませんね。
では、逆に、任された雑用のトップになってやろうと考えればいいのです。

抽象的を卒業しよう。
社会人からは、具体的が大切。

「適当にやります」
「気が向けば、対応するかもしれません」
「なんとなくです」

報告・連絡・相談は、言われる前に言う。

一番下っ端である新人は、周りから叱られやすい立場にいます。
自分以外は先輩たちばかりですから、逆らえず、おびえてしまうものです。
私が入社したばかりのときも、同じ状態でした。

世間知らずの状態から抜け出そう。

つながりを持つのは、社内だけではありません。
社外の人とつながりを持つことも、重要です。
自社の人たちとばかり関係を持っていると、視野が狭くなります。

偏りのある情報から抜け出そう。

1つの業界の中で生きていると、偏りのある情報しか流れてきません。
IT関係の会社では、IT業界の話しか流れてきません。
出版関係の会社では、出版関係の話しかされないものです。

頭だけで考えない。
トライして、失敗して、体を通して学ぶ習慣を持つこと。

新人のうちは、頭だけで考えてはいけません。
頭だけで考え、答えを出す新人はかっこいいかもしれませんが、嫌われます。
「これはこうなるから、こうなると思います」

仕事の依頼が来るまで、席でじっと座ってばかりになっていませんか。

入社して、ある程度業務に慣れてくれば、仕事にも余裕が出てきます。
今までは学ぶばかりでした。
業務に必要な知識や仕事も、たいていは一定していますから、慣れてくれば「同じことの繰り返し」と感じるようになります。

トイレ掃除は、人間の内側が見える仕事。

新人には、仕事が始まる前の仕事があります。
掃除です。
社内の掃除は、新人が入社してはじめに担当する重要な仕事です。

入社3年間は「貯金」より「自己投資」に比重を置く。

新人時代である入社3年間に貯金をする余裕はありません。
初めて社会に出て、初めて仕事をする時期です。
たくさん学ぶことがあり、学ばなければならないことが山ほどある時期です。

仕事にも「鮮度」がある。
頼まれた瞬間から始めよう。

仕事への評価が最も高くなる姿勢は、仕事を頼まれた瞬間から始める姿勢です。
頼まれた瞬間から仕事を始めることが、最もモチベーションを保てます。
仕事の質が高くなり、上司からの評価も高くなりやすい。

得意な分野を作ろう。
仕事には「波及効果」がある。

新人は、初めは何も仕事ができない状態です。
ここからどうやって、い上がっていけばいいのでしょうか。
与えられる仕事のなか「これだけは誰にも負けない」という得意分野を作ることをおすすめします。

実績は、姿勢によって作られる。

あなたの先輩は、あなたの仕事の実績をそれほど見ていません。
新人の行う仕事の実績とはいえ、微々たるものです。
先輩が見ているところは、あなたの仕事に対する姿勢です。

失敗をしたときの対応によって、成長の差ができる。

あなたは、失敗の後、そのままにしていませんか。
働く人には、成長する人としない人がいます。
新人の中でも、伸びていく人とそうでない人がわかれてしまうものですが、どこが違うのでしょうか。

師匠を見つけると、スピード成長ができる。

入社してまず新人が行うことといえば「師匠探し」です。
「この人についていきたい」
「この人はすごい」

仕事ができるようになるほど、上司は口を出してくる。

新人に対しては、上司はがみがみうるさいものです。
一生懸命に育てよう、大きくなってもらいたいという願いを抱いていますから、あれこれと口うるさく言葉を挟んできます。
では、新人以外の人間に対してはおとなしいかというと、そうでもありません。

もうこれからは迷わない。
社会人からは、決断力をつけよう。

「いつがいいかな」
「誰とすればいいかな」
「どっちがいいかな」

自分の体は1つ、取り換えはできない。
仕事のしすぎには、要注意。

「3倍働ければ、3倍の速さで成長できる!」
私は入社したての新人のころ、このように単純に考えていたときがありました。
3倍多く仕事できれば、それだけ多く経験ができ、身につく早さも3倍に速くなるものだということです。

水のようになろう。
「こだわり」は、仕事への障害となる。

こだわりは、入社をすれば、すぐ捨ててしまいましょう。
特に入社3年間は、こだわりは不要と思ってください。
仕事をするうえでは、こだわりは障害となり、思うように進まなくなります。

どんなシチュエーションでも、無礼講になってはいけない。

「無礼講」という言葉は「堅苦しい礼儀を抜きにする」という意味です。
会社で行われる宴会では「今日は無礼講で飲もう」という声がよく飛んできます。
職場で飲み会があるときに、よく聞かれる言葉です。

誰もが一度は考える。
「仕事、辞めようかな」

最後に大切なこととして、このお話をしましょう。
入社して、誰もが一度は考えること「仕事、辞めようかな」という病です。
仕事の難しさ、種類、量こそ多少の違いはあれ、入社をして3年も経てば慣れてしまい、スムーズに対応できるようになるものです。

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