執筆者:水口貴博

電話対応の30のビジネスマナー

15

いきなり複雑な内容の説明をしない。

いきなり複雑な内容の説明をしない。 | 電話対応の30のビジネスマナー

単純な内容を電話で伝えるだけならいいのですが、社会ではそうもいきません。

もちろんシンプルにわかりやすく話をするのは、常に社会人としての命題です。

しかし、仕事では、複雑な内容を相手に伝えなければならないときがあります。

そうしたとき、いきなり話し始めるのではありません。

電話で複雑な内容をお話しする場合には、話す前にあらかじめ了承を得ておきましょう。

「ちょっと複雑な内容になりますがよろしいでしょうか」

「少々、説明が長くなりますが、よろしいですか」

この一言があれば、少々長い説明も、許されます。

相手もメモを取る準備を整えてくれることでしょう。

いきなり複雑な説明は、相手も驚き、あきれます。

初めに断りを入れてから話すというマナーを、忘れないようにしましょう。

電話対応のビジネスマナー(15)
  • 長い話や複雑な内容の場合には、あらかじめ断りを入れておく。
説明の限界を感じたら、ファックスを活用しよう。

電話対応の30のビジネスマナー

  1. 電話対応は、新人だけの仕事ではない。
  2. 電話対応の理想は「早く取ること」と「丁寧な対応」。
  3. お客さまからの電話では、自社の人間のことを、敬称抜き、敬語抜きで話す。
  4. 家族からの電話対応は、例外になるので注意。
  5. 声が小さいからと言って、お客さまに命令をしてはいけない。
  6. 受話器を置くまでが電話対応。
  7. コールセンター並みの、丁寧な電話の切り方。
  8. プライバシーに関わる情報の扱い方には、細心の注意が必要。
  9. 本人の許可がないかぎり、連絡先は絶対に教えてはいけない。
  10. かけるときも受けるときも、電話対応にはメモが欠かせない。
  11. 受話器は、利き手ではない手で取るほうがいい。
  12. いきなり用件を話し始めていませんか。
  13. 呼び出し音3回以内で、電話に出よう。
  14. 迷惑電話も、社会人としての対応を心がける。
  15. いきなり複雑な内容の説明をしない。
  16. 説明の限界を感じたら、ファックスを活用しよう。
  17. 相手の身になり、電話をかけるタイミングを考えよう。
  18. 電話対応がよくても、姿勢が悪ければ、評価が落ちる。
  19. 会社の電話を、私用で使ってはいけない。
  20. 重要な話ほど、電話で連絡してはいけない。
  21. 電話の際に、忘れがちなカレンダー。
  22. 名前を名乗らない人ほど、実は大切なお客さまである場合が多い。
  23. 電話対応では、間違いを防ぐために復唱するのは基本。
  24. 否定する言葉の後に、フォローの言葉を続けよう。
  25. 保留が長くなる場合は、一度切って、こちらから折り返す。
  26. 電話が適していない状況では、メールを活用する。
  27. 突然切れた電話は、かけた側からかけ直すのがマナー。
  28. 「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。
  29. 電話では、わざとゆっくり話そう。
  30. 電話を通してするお願いは、最も通りにくい。

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