私は読書が好きなので、ときどき本の在庫があるかどうかを、書店へ問い合わせることがあります。
「○○出版社から出ている○○という本を探しているのですが」
書店の人は「確認しますので少々お待ちください」といい、保留ボタンを押します。
保留の音楽が流れて、しばらく待ちます。
3分以上も時間が過ぎれば「いつまで待たされるのだろうか」と不安になります。
さすがに5分以上待たされているときには「待たされている」という不快感もかなり強くなります。
10分以上待たされたときには「保留していることを忘れているのでは?」と心配でなりません。
これは、会社における電話対応時にも同じです。
電話をしていると確認のために、一度保留ボタンを押して、待っていただく場合があります。
ささいなスケジュール確認で、数十秒くらいならいいでしょう。
しかし、3分以上時間がかかると、逆に相手を待たせてしまうことになります。
待たせている時間は、相手の貴重な時間を奪っていることになります。
5分も過ぎる保留があらかじめわかっていれば、一度電話を切ったほうが親切です。
確認内容がわかりしだい、こちらから折り返し連絡をしましょう。
保留をする際にも気配りが必要です。
貴重な時間をケアできてこそ、社会人なのです。