執筆者:水口貴博

電話対応の30のビジネスマナー

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保留が長くなる場合は、一度切って、こちらから折り返す。

保留が長くなる場合は、一度切って、こちらから折り返す。 | 電話対応の30のビジネスマナー

私は読書が好きなので、ときどき本の在庫があるかどうかを、書店へ問い合わせることがあります。

「○○出版社から出ている○○という本を探しているのですが」

書店の人は「確認しますので少々お待ちください」といい、保留ボタンを押します。

保留の音楽が流れて、しばらく待ちます。

3分以上も時間が過ぎれば「いつまで待たされるのだろうか」と不安になります。

さすがに5分以上待たされているときには「待たされている」という不快感もかなり強くなります。

10分以上待たされたときには「保留していることを忘れているのでは?」と心配でなりません。

これは、会社における電話対応時にも同じです。

電話をしていると確認のために、一度保留ボタンを押して、待っていただく場合があります。

ささいなスケジュール確認で、数十秒くらいならいいでしょう。

しかし、3分以上時間がかかると、逆に相手を待たせてしまうことになります。

待たせている時間は、相手の貴重な時間を奪っていることになります。

5分も過ぎる保留があらかじめわかっていれば、一度電話を切ったほうが親切です。

確認内容がわかりしだい、こちらから折り返し連絡をしましょう。

保留をする際にも気配りが必要です。

貴重な時間をケアできてこそ、社会人なのです。

電話対応のビジネスマナー(25)
  • 5分以上待たせる場合には一度切って、こちらから折り返し連絡するようにする。
電話が適していない状況では、メールを活用する。

電話対応の30のビジネスマナー

  1. 電話対応は、新人だけの仕事ではない。
  2. 電話対応の理想は「早く取ること」と「丁寧な対応」。
  3. お客さまからの電話では、自社の人間のことを、敬称抜き、敬語抜きで話す。
  4. 家族からの電話対応は、例外になるので注意。
  5. 声が小さいからと言って、お客さまに命令をしてはいけない。
  6. 受話器を置くまでが電話対応。
  7. コールセンター並みの、丁寧な電話の切り方。
  8. プライバシーに関わる情報の扱い方には、細心の注意が必要。
  9. 本人の許可がないかぎり、連絡先は絶対に教えてはいけない。
  10. かけるときも受けるときも、電話対応にはメモが欠かせない。
  11. 受話器は、利き手ではない手で取るほうがいい。
  12. いきなり用件を話し始めていませんか。
  13. 呼び出し音3回以内で、電話に出よう。
  14. 迷惑電話も、社会人としての対応を心がける。
  15. いきなり複雑な内容の説明をしない。
  16. 説明の限界を感じたら、ファックスを活用しよう。
  17. 相手の身になり、電話をかけるタイミングを考えよう。
  18. 電話対応がよくても、姿勢が悪ければ、評価が落ちる。
  19. 会社の電話を、私用で使ってはいけない。
  20. 重要な話ほど、電話で連絡してはいけない。
  21. 電話の際に、忘れがちなカレンダー。
  22. 名前を名乗らない人ほど、実は大切なお客さまである場合が多い。
  23. 電話対応では、間違いを防ぐために復唱するのは基本。
  24. 否定する言葉の後に、フォローの言葉を続けよう。
  25. 保留が長くなる場合は、一度切って、こちらから折り返す。
  26. 電話が適していない状況では、メールを活用する。
  27. 突然切れた電話は、かけた側からかけ直すのがマナー。
  28. 「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。
  29. 電話では、わざとゆっくり話そう。
  30. 電話を通してするお願いは、最も通りにくい。

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