先日、私が電話を取ったときのことです。
電話を取るやいなや、突然、相手は自分の用件を話し始めました。
「○○会社のAです。先日のお話の件ですが、弊社で確認したところ……」
私はちょうど電車の中にいました。
移動中であり、まともに電話対応できる状況ではありませんでした。
しかし、相手は一方的に自分の用件を話し続けます。
私は困ってしまったことがありました。
自分もこうした対応をしていないかと、振り返ってみました。
用件があるから、電話をします。
しかし、用件があるからとはいえ、電話に出てすぐ用件を話し始めるのは、マナー違反です。
このときに足りないのは、相手の状況を気遣う言葉です。
自分の電話を振り返ってみましょう。
いきなり、自分の用件を話し始めていないでしょうか。
相手は会議中かもしれませんし、トイレの中かもしれません。
作業中かもしれませんし、話し合いの途中かもしれません。
どんな電話であろうと、まず相手の状況を確かめる一言が必要です。
「今、お時間、よろしいでしょうか」
相手の状況を確かめる一言です。
この言葉があれば、気持ちよく会話を始めることができます。