雪が降る極寒の中、ぶるぶる震えながら仕事をしている人がいます。
気温は氷点下。
足元は雪や氷に覆われていて滑りやすそう。
分厚い手袋とコートを身につけていますが、顔だけは冷たい風が容赦なく当たっています。
肩をすくめていて、寒さに耐えながら仕事をしていることがわかります。
夏の猛暑の中、炎天下の灼熱地獄の中で仕事をしている人がいます。
屋根も日陰もないところで立ち仕事です。
さんさん照りつける直射日光を浴びっぱなしです。
肌は真っ黒に焼けていて、全身は汗でびっしょり。
見るからに暑そうで、必死な様子が伝わってきます。
駐車場や工事現場でときどき見かける光景です。
命のリスクにさらされながら仕事をしていると言っても過言ではありません。
そういう人たちに感謝の念を捧げることです。
誰かがやらなければいけない仕事を、引き受けてくださっています。
機械化が進んで便利な世の中になりましたが、何でも機械でできるわけではありません。
デリケートな判断を要したり、不規則なパターンが多かったりする場所では、やはり人間がやるしかありません。
そうした人を見かけたら、感謝の念を送ってください。
「こんなに暑い中を、私たちのために働いてくださってありがとうございます」
「こんなに寒い中を、私たちのために働いてくださってありがとうございます」
直接その人に声をかけることはなくても、心の中で感謝の言葉をかけるだけでいいのです。
世の中には誰かがやらなければいけない仕事があります。
収入の多寡に関係なく、体を張って一生懸命しなければいけない仕事があります。
実際そうした現場では事故が少なくありません。
一瞬の判断が命に直結することがあり、常にストレスと緊張が伴います。
きつい仕事で、なおかつ体力も必要です。
職業に貴賎はありません。
誰かがやらなければいけない仕事を引き受けくださっている方々には、本当に頭が上がらないのです。