胸に手を当ててみてください。
リズミカルな鼓動を感じることができるでしょう。
それは心臓です。
心臓は、人の意思とは関係なく動く臓器です。
ご存じのとおり、人体で最も重要な臓器ですね。
ところが、自然と動いていることもあって、私たちは普段、心臓を意識することは少ないものです。
心臓が止まったら、今すぐ命を落とすことになります。
何の苦労も努力もなく自然と動いている心臓ですが、その役割はきわめて大です。
普段なかなか意識することはありませんが、私たちが生きているのは心臓が動いているおかげです。
生きていくうえで必要不可欠な存在です。
握り拳を作ってみてください。
心臓の大きさはだいたい握り拳の大きさです。
それがあなたの胸の中でずっと動き続けていて、全身にくまなく血液を送っています。
心臓の拍動回数は、1日におよそ10万回です。
1年でおよそ3650万回になります。
心臓は、あなたがお母さんのおなかの中にいたときから、ずっと絶え間なく動き続けています。
拍動が速くなったり遅くなったりすることはありますが、死ぬまで止まることはありません。
心臓が動いているおかげで、今日も生きることができています。
心臓は自然と動いていてなかなか意識することはありませんが、だからといって無視はよくありません。
大変働き者の臓器ですから、たまには意識を向けてください。
休むこともなく、弱音を吐くこともなく、あなたの胸の中で静かに動き続けています。
いつも頑張っている心臓ですから、その労をねぎらおうではありませんか。
たまには胸に手を当て、心臓の鼓動を感じてみましょう。
そして敬意を払い、感謝の念を伝えましょう。
「心臓さん、いつも働いてくれてありがとうございます」
心臓に感謝して、しすぎることはありません。
心臓に感謝すると、温かい気持ちが広がり、心も豊かになります。
そして生きる喜びも高まるのです。