飲食店では時折「合言葉キャンペーン」を実施することがあります。
「レジで『SNSを見ました』とお伝えいただいた方には、記念品をプレゼントいたします」
「受付で『ホームページ見ました』とお伝えいただければ、入場料を100円引させていただきます」
「注文時に『ハッピーホリデー』とお伝えいただいた方には、ご購入のドリンクを1サイズアップいたします」
ときどき見かけるキャンペーンですね。
言うだけだから簡単に思えます。
ところがです。
これがなかなか恥ずかしい。
「いきなり言うのは恥ずかしい」
「言ってスルーされたらどうしよう」
「店員さんに変な顔をされたらどうしよう」
いろんな不安があって言いにくく感じるものです。
合言葉を言うだけとはいえ、意外と心理的な抵抗が大きい。
恥ずかしがり屋にとっては高いハードルに感じるでしょう。
「服を着るだけ」「帽子をかぶるだけ」ならまだ簡単ですが、合言葉を言うのは意外と恥ずかしく感じるものです。
しかし、ここが正念場です。
恥ずかしいからといってスルーするのはもったいない。
ちょっと考え方を変えてみてください。
合言葉キャンペーンを「自分の勇気を鍛える機会」として考えましょう。
勇気を鍛える機会になる上、特別サービスが受けられるのですから一石二鳥です。
恥ずかしくて心理的な抵抗があっても、ポジティブな意味づけをすれば、納得できるでしょう。
どきどきしながらでも顔を赤らめながらでもいいのです。
胸の鼓動の高鳴りを抑えながら、勇気を振り絞って言ってみてください。
一瞬で終わります。
意外と普通に通じて、あっさり話が進んでいくでしょう。
言い終えてしまえば「あのときの緊張は何だったのだろう」と思っているに違いありません。
合言葉キャンペーンは、勇気を鍛えるキャンペーンです。
言い終えた後は、あなたの勇気は少し強くなっています。