執筆者:水口貴博

人望のあるリーダーになる30の条件

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弱いリーダーは、成功談を話す。強いリーダーは、失敗談を話す。

弱いリーダーは、成功談を話す。強いリーダーは、失敗談を話す。 | 人望のあるリーダーになる30の条件

弱いリーダーであるほど、自分を強く見せるために成功談を語ります。

成功談を語って、自分はすごい人間だと思わせます。

というより、そうしないとすごい人だと表現できないのです。

成功談を語るリーダーほど、素の自分は弱い自分なのです。

それに対して、強いリーダーは、失敗談を語ります。

部下が失敗したときに「自分も若いころに同じ失敗をしたよ」と、上司が話してくれると、部下は上司を信頼するようになります。

成功談を語る人を、人間はそれほどすごい人だとは思いません。

むしろ「自慢話ばかりして感じが悪いな」と思われてしまうことでしょう。

しかし、自分の失敗談を語るリーダーに対しては「この人はすごいな」と思います。

失敗談を語れるというのは「乗り越えている」という印象を受けます。

失敗談を笑って話ができるというところに「余裕」が感じられます。

その余裕が、リーダーをさらにリーダーらしくさせます。

部下が失敗したときにこそ、リーダーは本当の人望を得るチャンスです。

部下が失敗をしたときに、自分の失敗談を話すことで元気づけるリーダーは、部下から大変慕われます。

部下から慕われ、人望を得るリーダーになるには、失敗談がポイントです。

成功談ばかり話すリーダーより、失敗談を話すリーダーのほうが強いリーダーなのです。

人望のあるリーダーになる条件(9)
  • 明るく失敗談を話す。
性格診断より、改善策を与える。

人望のあるリーダーになる30の条件

  1. リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。
  2. 「ありがとう」は、リーダーの基本。
    優秀なリーダーであるほど、まず感謝を大切にする。
  3. 部下のやる気をなくさせるリーダーは、失格。
    部下のやる気をかき立てるリーダーが、合格。
  4. 頭の中がきっぱりしている人は、お金を払うときもきっぱりする。
  5. 褒めるときには、すぐ褒める。
    褒めることを、先に延ばさない。
  6. 「ホウレンソウしろ」という前に、自分が手本のホウレンソウを見せる。
  7. 「我慢」で部下を育てるのではなく「達成感」で部下を育てる。
  8. 「どうやるか」より「なぜやるか」の動機付けをする。
  9. 弱いリーダーは、成功談を話す。
    強いリーダーは、失敗談を話す。
  10. 性格診断より、改善策を与える。
  11. 部下の過去の話を持ち出さない。
  12. 部下の専門知識を信じて、仕事をする。
  13. 「それくらい」は禁句。
    「それくらい」と言うことで、部下の仕事を侮辱することになる。
  14. 優れたリーダーは、時間の大切さを知っている。
  15. 今すぐやる。
    うまくいかなかったら、変えればいい。
  16. 部下は「今のこと」を考える。
    リーダーは「次のこと」を考える。
  17. やることだけでなく、やらないことを決めるのもリーダーの仕事。
  18. 仕事を抱え込みすぎているリーダーは、失格。
    部下に任せられることは、部下に任せる。
  19. リーダーの仕事は、改革。
    中間管理職の仕事は、現状維持。
  20. 人事異動には、組織を活性化させる効果がある。
  21. 失敗したら、人を替えるのではなく、システムを変える。
  22. リーダーは、自分の代わりができる部下を育てる。
  23. どんなことがあっても首を切らないことで「団結力」が生まれてくる。
  24. 「ここだけの話」をされると、部下はリーダーを信用できなくなる。
  25. 責任のある仕事を任せると、部下の能力は活性化される。
  26. 改革を起こすには痛みが伴う。
    痛みのない改革は、改革ではない。
  27. 「失敗しないように」という指示は、禁句。
  28. 犯人捜しをしない。
  29. 脇役、悪役、小道具役が、リーダーの役目。
  30. 偉そうにしているのは、二流のリーダー。
    謙虚になっているのが、一流のリーダー。

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