出会いに必要不可欠な力があります。
それは「場の空気を読む力」です。
出会いを広げたいなら、場の空気を読むことが欠かせません。
空気とは、雰囲気であり、場の状態のことを差します。
私たちの日常は、場面ごとに独特の空気が流れています。
同じ場所であっても、そのときの人や状況に応じて、空気が変わります。
あるときは落ち着いた空気のときもあれば、あるときは賑やかな空気のときもあります。
同じ相手であっても、話の内容に応じて空気が変わることも少なくありません。
空気は、場所やタイミングによって大きく変わります。
しんみりした空気のとき、自分だけ賑やかに騒いでいると、周りの迷惑になるでしょう。
盛り上がった空気のとき、自分だけテンションが低いと、周りを白けさせるでしょう。
ドレスコードが必要な場所に、短パンとサンダルで行こうとすれば、入店を断られるはずです。
知らず知らずのうちに雰囲気を壊したり周りを凍りつかせたりすることになります。
場の空気が読めないと「あの人がいると話がスムーズにできない。あの人を呼ぶのはもうやめよう」となります。
「空気が読めない人」として認定されると、人も紹介されなくなります。
場の空気が読めないと、出会いは広がらないのです。
出会いを広げたいなら、場の空気を読むことです。
五感を研ぎ澄ませ、今の空気を感じ取りましょう。
自分の振る舞いも雰囲気に合わせて調整してください。
落ち着いた空気のときは、自分も落ち着いて振る舞います。
明るく賑やかな空気のときは、自分も明るく賑やかに振る舞います。
ドレスコードが必要な場面では、きちんと正装をして向かいます。
声の大きさ、話すスピード、声の調子、振る舞い方、身だしなみを細かく調整します。
これが「空気を大切にする」ということです。
「あの人は空気を読むのが上手」と認められると、また出会いの場に呼ばれたり紹介してもらえたりします。
場の空気を読む力が強くなるにつれて、出会い力も強くなります。
どうすれば場の空気を読む力を鍛えていけるのか。
本を読んで学ぶことはできません。
学校の授業で教えてくれません。
人の話を聞いて身につけることもありません。
場の空気を読む力は、場数を踏みながら鍛えていくしかありません。
対面で話す機会を通して、自分で感じ取って鍛えていく能力です。
時には失敗することもありますが、めげずに失敗を生かしていきましょう。
トライ&エラーを繰り返しながら、少しずつ向上していきます。