「ずっと悩み続けているんだよね」
「もう何年も悩み続けている」
「頑張っていろいろ考えているけど、どうしても解決策が見つからない」
ずっと1人で悩み続けていることを自慢していませんか。
もしくは、ずっと1人で悩み続けている人を見かけることもあるでしょう。
何とか解決してやろうと試行錯誤を繰り返しているものの、なかなかよい解決策が見つかりません。
一見すると、努力家で素晴らしい取り組みに思えますが、違うのです。
ずっと1人で悩み続けることは自慢になりません。
「1人で頑張って何が悪い」と思うかもしれません。
もちろんまだ何も考えていないなら、じっくり考える価値がありますが、すでに十分考え抜いた後なら、話は別です。
ずっと1人で悩み続けた結果、それでもわからないということは「自分の限界に達している」ということです。
1人の知識量・思考力には限界があります。
わからないものはわかりません。
十分考えたうえでわからないのに、なぜ1人で考えることに固執しているのでしょうか。
ずっと1人で考えてもわからないものは、特別なことがないかぎり、ずっとわからないままなのが普通です。
ずっと考え続けていれば、解決策がひらめくこともありますが、それはあくまで例外です。
1人で考えることができたとしても、時間のロスが大きすぎます。
1人で解決することに固執したところで、貴重な時間が過ぎるばかり。
良かれと思って1人で頑張るこだわりが、かえって解決策の発見を遅らせてしまいます。
結果として、貴重なチャンスや可能性の損失につながっている可能性があるのです。
では、こういうとき、どうすればいいのか。
1人で悩み続けてわからないなら、素直に人を頼りましょう。
たとえば、親や友人、先輩や後輩などです。
自分の頭では行き詰まっていても、他人の知恵を拝借すれば、よい解決策を発見できる可能性があります。
ずっと悩み続けていたことが、人に相談すると、あっさり解決することが少なくありません。
たとえ相手が年下であっても、自分より博識で賢いことがあります。
時には役場や専門家を頼るのも悪くありません。
有料であったとしても、解決できる近道であれば、有意義なお金の使い方です。
あっさり解決策が見つかれば「今までずっと悩み続けた苦労は何だったのだろう」と拍子抜けするでしょう。
1人で解決することを美徳と考えないことです。
1人の解決にこだわるのは、美徳ではなく、悪徳です。
ずっと1人で悩み続けることを自慢しないことです。
1人で考えて解決策が見つかるならいいですが、1人の限界を感じれば、方向転換も肝心です。
あくまで解決が目的で、見栄やプライドが邪魔をしているなら、さっさと捨ててしまいましょう。
ずっと1人で悩み続けているなら、素直に人を頼るのが正解です。