あなたの取引先の中に、金払いの悪いところはないでしょうか。
「払うべきお金をなかなか払ってもらえない」
「督促しても、あれこれ言い訳をされ、ごまかされる」
「何度か督促をした後、ようやく入金してもらえる」
もし金払いの悪い取引先があるなら、1つ言えることがあります。
その取引先は「時限爆弾」です。
今はまだ経営が続いていても、遅かれ早かれダメになるのは、時間の問題です。
相手が個人であろうと法人であろうと、同じことが言えます。
たとえ資本金が大きかろうと、従業員数が多かろうと、大口契約であろうと、それらに惑わされてはいけません。
金払いが悪いということは、財務状況が悪い証拠です。
資金が底を突きかけているため、支払いが遅れがちになっています。
外面や体裁は立派でも、内情は火の車になっているでしょう。
いわゆる、自転車操業の状態なのです。
「金払いは悪いけど、良い取引先なんだよね」
そう思うなら誤解です。
金払いが良くて良い取引先はあっても、金払いが悪くて良い取引先はありません。
金払いが悪い時点で、すでに悪い取引先になっています。
「何かトラブルがあってから対処すればいい」と思うかもしれませんが、油断が命取りです。
金払いが悪い時点で、すでにトラブルが発生している状況です。
今は遅れがちで入金があっても、いずれその取引先は経営が行き詰まり、完全にお金を払ってもらえなくなるでしょう。
夜逃げをされたり、不渡りが出たりする可能性もゼロではありません。
「金払いが悪い=悪い取引先」と考えて間違いありません。
今は支払いが遅れる程度で済んでいても、いずれ完全に支払われないことになるでしょう。
こちらまで巻き込まれてしまい、痛い目に遭うことになります。
なかなか切りにくい取引先かもしれませんが、ビジネスに必要な新陳代謝として割り切りましょう。
取り返しのつかないことが起こる前に対処しましょう。
大口契約であれば、心理的な抵抗もありますが、心を鬼にすることです。
大きなダメージで最悪の状況になるくらいなら、早めに切っておくほうが、小さなダメージで済みます。
金払いの悪い取引先は、時限爆弾です。
早めに切っておくのが正解なのです。