アイデアを考えるには、どのくらい時間が必要でしょうか。
どのくらい気合が必要でしょうか。
「アイデアを考える」と聞くと、まとまった時間を確保して、気合を入れなければいけないと思うかもしれません。
もちろん時間や気合があるに越したことはありません。
まとまった時間があったほうが、アイデアを考えることに専念しやすくなるでしょう。
気合を入れたほうが、脳のパフォーマンスもよくなり、アイデアが浮かびやすくなるでしょう。
時間も気合も、ないよりあったほうがいいのは間違いありません。
しかし、ここに注意ポイントです。
いちいち時間や気合を気にしていては、いつまで経ってもアイデア発想に取りかかれません。
時間が必要とわかった瞬間、タイミングを考えてしまいます。
気合が必要とわかった瞬間、おっくうな気持ちになります。
抵抗感が出ると、取り組みにくくなる。
取り組んだとしても、面倒な気持ちのままでは、アイデアを考えるモチベーションにも悪影響が出ます。
頭が働きにくくなり、アイデアをスムーズに考えるのも難しくなるのです。
もっと気軽に考えましょう。
アイデアは、3分考えることから始めればいいのです。
「3分だけでいいの?」と思いますが、その発想がよくありません。
3分とはいえ「まとまった時間」です。
30分も1時間も考えるのは大変に感じても、3分だけなら簡単に感じるのではないでしょうか。
「たった3分ではアイデアが思いつかない」と思うかもしれませんが、誤解です。
3分あるなら、3分なりにアイデアが出ます。
アイデアは、インスピレーションです。
長い時間をかけたぶんだけ素晴らしいアイデアが出るとは限りません。
3分という短い時間であっても、流れ星のようにインスピレーションが湧いて、素晴らしい着想が得られることもあります。
また、アイデアを3分考えていれば、勢いも出てきます。
ひとまず仕事を始めたことになるので、気持ちにスイッチが入り、頭が働き始めます。
じわじわテンションが上がっていき、勢いが出てくるでしょう。
3分考えているつもりが、気づけば、1時間考えることになっているでしょう。
3分考えるだけで、頭が「アイデアモード」に切り替わっているはずです。
まとまった時間は不要です。
気合も気負いも必要ありません。
アイデアは、3分考えることから始めましょう。
3分後には、頭が「アイデアモード」に切り替わっているはずです。