執筆者:水口貴博

アイデア力を鍛える30の方法

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アイデア発想の3大悪。見栄、体裁、プライド。

アイデア発想の3大悪。見栄、体裁、プライド。 | アイデア力を鍛える30の方法

アイデア発想には、3大悪があります。

「見栄」「体裁」「プライド」です。

もちろん絶対悪いものというわけではありません。

見栄・体裁・プライドは、誰にでも大なり小なり持っている感情でしょう。

それぞれ社会生活を営む上で、少なからず必要な要素でしょう。

見栄を張って、少しでも仕事ができる人に見られたいときもあるでしょう。

評価されるため、はったりをかましたほうがいい場面もあります。

体裁を気にしなければいけないときもあります。

立場や肩書があると、社会人として最低限の体裁を整えておかなければいけない場面もあります。

長く仕事を続けていれば、自分の中で自信と確信が生まれ、プライドも出てくるはずです。

仕事に対するポジティブなプライドなら、意欲や根気にもつながるでしょう。

見栄・体裁・プライドのすべてが悪いわけではなく、必要とされる場面があるのも事実です。

しかし、アイデア発想に限っていえば、見栄・体裁・プライドほど邪魔になるものはありません。

アイデア発想では、常識や先入観にとらわれず、柔軟な発想をすることが必要です。

このとき、見栄・体裁・プライドがあると、束縛や制限になり、自由な思考が失われます。

「スマートな発想をしなければいけない」

「立派なアイデアを出して、尊敬されたい。頭のいい人と思われたい」

「こんなアイデアを言ったら、ばかにされるのではないか」

「アイデアが浮かんだが、くだらない内容だから、恥ずかしくて公表できない」

「自分のほうが先輩で年上なのだから、手本になるようなアイデアを出さなければいけない」

人目や評価を気にした瞬間、発想が萎縮してしまい、思考から柔軟性が失われます。

視野が狭くなって、現実的な思考になってしまいます。

頭が固くなると、いいアイデアは出せません。

見栄・体裁・プライドほど、アイデア発想の邪魔になるものはないのです。

見栄・体裁・プライドがあるなら、直ちに捨ててしまいましょう。

抵抗感があって今すぐ捨てられないなら、せめてアイデアを考えるときだけでも捨てるのが得策です。

ばかにされてもいい。

周りの目も無視する。

自分のほうが年上・先輩であっても、アイデア発想のときは気にしない。

人目も年齢も立場も忘れ、アイデア発想に全神経を集中させましょう。

見栄・体裁・プライドを捨てた瞬間、ふわっと心が軽くなり、思考が柔軟になります。

思考のストッパーが外れ、自由に好きなだけ発想を膨らませることができる状態になるのです。

アイデア力を鍛える方法(2)
  • アイデア発想では、見栄・体裁・プライドは捨ててしまう。
「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。

アイデア力を鍛える30の方法

  1. 力を入れると、アイデアが出ない。
    力を抜くと、アイデアが出る。
  2. アイデア発想の3大悪。
    見栄、体裁、プライド。
  3. 「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。
  4. アイデア発想で大切なのは、敵対意識より仲間意識。
  5. 掃除をすれば、アイデアが出る。
  6. 人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。
  7. アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
    受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。
  8. 学歴がなくても、いいアイデアを出せる。
  9. 最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。
  10. 素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
    大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。
  11. 売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。
    売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。
  12. 元気なときしか出ないアイデアがある。
    落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。
  13. みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。
    1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。
  14. アイデアが出てから仕事をするのではない。
    仕事をしながらアイデアを考える。
  15. 3分で思いついたアイデアもあっていい。
  16. アイデアにも、一期一会がある。
  17. アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。
  18. 秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。
  19. 小さなアイデアほど、大きな影響力を秘めている。
  20. 秀逸なアイデアが思いつくのは、野球のホームランのようなもの。
  21. 固い頭では、アイデアは出ない。
    柔らかい頭だから、アイデアが出る。
  22. アイデアは、いつでもどこでも思いつける。
  23. アイデアの質は、人によって評価が異なる。
    アイデアの量は、人に関係なく評価される。
  24. プロジェクト名をつけると、名前のとおりに頭が働き始める。
  25. 常識は、守るものではなく、破るもの。
    アイデア発想では、非常識こそ武器になる。
  26. 感動する機会を増やすことで、アイデアのパワーが強くなる。
  27. 他人の価値観で考えていると、アイデアが出ない。
    自分の価値観で考えると、アイデアが出る。
  28. 忙しいことを言い訳にしない。
    移動時間こそ、アイデアを考える絶好のチャンス。
  29. 「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えない。
    「アイデアが出たらどうしよう」と考えよう。
  30. 不採用の理由に、アイデアのヒントが隠れている。

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