「仕事場でなければ、アイデアが出ない」
「外出中は、ろくなアイデアが出ない」
「午前中でなければ、いいアイデアが浮かばない」
「夕方以降はインスピレーションが働きにくい」
たしかにアイデアが浮かびやすい場所や時間帯があります。
仕事場のほうが集中しやすい環境なので、アイデア発想がはかどるでしょう。
午前中のほうが疲れは少なく思考も明瞭なので、アイデアが浮かびやすくなるでしょう。
「この場所がいい」
「この時間帯がベスト」
場所や時間帯にこだわりがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした考えを持つことが、すでに堅苦しい考え方です。
場所も時間帯も、傾向であって絶対ではありません。
「この場所でなければアイデアが出ない」「この時間帯しかアイデアが浮かばない」と制限しないことです。
場所や時間帯を制限すると、思い込みが生まれ、アイデアの可能性を損ねます。
「この場所・この時間帯が思いつきやすい」が「この場所・この時間帯でないと思いつかない」に変わることがある。
なんとなく考えていることが、いつの間にか思い込みに変わるのはよくあること。
ネガティブな自己暗示にかかると、無意識のうちに思考が制限され、アイデア発想を妨げてしまうのです。
アイデアは、いつでもどこでも思いつけます。
仕事場に限りません。
トイレやリビング、寝室や浴室、喫茶店や映画館。
サウナルーム・スポーツジム・満員電車でアイデアを思いつくこともあります。
居心地がいいからアイデアを思いつくこともあれば、居心地が悪いからアイデアが思いつくこともある。
時間帯も午前中だけとは限りません。
夕方や深夜にアイデアが思いつくこともあります。
掃除中・散歩中・運転中・買い物中に思いつくこともあるでしょう。
驚くべきことに、睡眠中、夢の中でアイデアを思いつくこともあります。
アイデアは、いつでもどこでも思いつけるのです。
「この場所でなければいけない」「この時間でなければいけない」という思い込みをなくしてください。
場所も時間も、好みや傾向であっても、決まりでありません。
もちろんあなたが今いる場所でも、アイデアは思いつけます。
すべての可能性を受け入れる姿勢のほうが、ひらめきやすくなります。