執筆者:水口貴博

アイデア力を鍛える30の方法

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3分で思いついたアイデアもあっていい。

3分で思いついたアイデアもあっていい。 | アイデア力を鍛える30の方法

アイデアを考え始めるやいなや、すぐ思いつくことがあります。

「何かいいアイデアはないだろうか」と考えた瞬間、急に最高のアイデアがひらめく。

時間にして、わずか3分。

カップラーメンの待ち時間と同じです。

何も頑張っていません。

根気も集中力も発揮していません。

「何も苦労していない」と言っても過言ではないでしょう。

仕事の実績は、努力の積み重ねと頑張りの結果によって実現しますが、アイデア発想は違います。

インスピレーションによる恩恵によって、あっさり最高のアイデアを思いつくことがあります。

あっさり最高のアイデアが思いつくと、拍子抜けするでしょう。

ところでここで、もどかしい葛藤かっとうに悩まされます。

「3分」という短時間のためでしょうか。

すぐ思いついたアイデアは、軽い印象があります。

「安っぽい」

「質が低い」

「考えが浅い」

「手抜きをしている」

「熟慮が足りない」

苦労が伴っていないため「こんなに楽をしていいのだろうか」と、どことなく後ろめたい気持ちになるのです。

しかし、ここが大切な場面です。

努力や苦労が必要と感じるのは、精神論にとらわれている証拠です。

アイデア発想に精神論は不要です。

「苦労を重ねたアイデアこそ素晴らしい」という精神論にとらわれていると、アイデア発想を制限してしまいます。

アイデアの内容に自信があるなら、時間も努力も関係ありません。

あっさり思いついたアイデアであっても、自信があれば、堂々と発表しましょう。

たとえ3分で思いついたアイデアでもいいのです。

「構想時間は3分」という小説や漫画があってもいい。

3分で考えたデザインや音楽も悪くありません。

「アイデアを出すのにどのくらい時間がかかりましたか」と聞かれて「3分」と答えることもあっていい。

「長い時間がかかりました」「考えるのに苦労しました」と答えたいところですが、見栄を張っても仕方ありません。

一瞬の奇跡を信じましょう。

あっさり思いついたからこそ「シンプルで素晴らしい」ということもあります。

アイデアの神様が耳元でささやいたのかもしれません。

苦労の伴ったアイデアに惑わされないこと。

アイデアで大切なのは、苦労や努力ではなく、あくまで中身です。

中身に自信があるなら、堂々と発表しましょう。

3分で思いついたアイデアもあっていいのです。

アイデア力を鍛える方法(15)
  • 3分で思いついたアイデアでも、自信があれば、堂々と発表する。
アイデアにも、一期一会がある。

アイデア力を鍛える30の方法

  1. 力を入れると、アイデアが出ない。
    力を抜くと、アイデアが出る。
  2. アイデア発想の3大悪。
    見栄、体裁、プライド。
  3. 「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。
  4. アイデア発想で大切なのは、敵対意識より仲間意識。
  5. 掃除をすれば、アイデアが出る。
  6. 人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。
  7. アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
    受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。
  8. 学歴がなくても、いいアイデアを出せる。
  9. 最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。
  10. 素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
    大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。
  11. 売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。
    売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。
  12. 元気なときしか出ないアイデアがある。
    落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。
  13. みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。
    1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。
  14. アイデアが出てから仕事をするのではない。
    仕事をしながらアイデアを考える。
  15. 3分で思いついたアイデアもあっていい。
  16. アイデアにも、一期一会がある。
  17. アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。
  18. 秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。
  19. 小さなアイデアほど、大きな影響力を秘めている。
  20. 秀逸なアイデアが思いつくのは、野球のホームランのようなもの。
  21. 固い頭では、アイデアは出ない。
    柔らかい頭だから、アイデアが出る。
  22. アイデアは、いつでもどこでも思いつける。
  23. アイデアの質は、人によって評価が異なる。
    アイデアの量は、人に関係なく評価される。
  24. プロジェクト名をつけると、名前のとおりに頭が働き始める。
  25. 常識は、守るものではなく、破るもの。
    アイデア発想では、非常識こそ武器になる。
  26. 感動する機会を増やすことで、アイデアのパワーが強くなる。
  27. 他人の価値観で考えていると、アイデアが出ない。
    自分の価値観で考えると、アイデアが出る。
  28. 忙しいことを言い訳にしない。
    移動時間こそ、アイデアを考える絶好のチャンス。
  29. 「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えない。
    「アイデアが出たらどうしよう」と考えよう。
  30. 不採用の理由に、アイデアのヒントが隠れている。

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