執筆者:水口貴博

アイデア力を鍛える30の方法

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売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。

売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。 | アイデア力を鍛える30の方法

販売促進のために、売れるアイデアを考える場面があります。

特別を意識しなければ、普通は「どうすればもっと売れるだろうか」と考えるでしょう。

頭をひねって知恵を振り絞り、売れるアイデアを出そうとします。

お客さんの笑顔をイメージしながら、あらゆる可能性を張り巡らして考えるでしょう。

ここに落とし穴があります。

往々にして売れるアイデアを出そうとすると、発想がワンパターンになりがちです。

売れるために、売れるアイデアを考えるのは当たり前です。

視点が普通では、発想が平凡のまま。

頭の中で念仏のように「売れるためには」と繰り返すたびに、視野が狭くなっていく。

常識や先入観にとらわれ、体裁が気になり、現実的な発想しかできなくなります。

売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ないのです。

こういうときこそ、逆の発想です。

売れるアイデアを出したいなら、売れないアイデアを考えてみましょう。

「誰も興味関心を示してくれないだろう」

「必ず空振りで終わる」

「間違いなく売れない」

「絶対誰も買ってくれないだろう」

「むしろクレームの嵐になりそうだ」

遊び心を大切にしながら、面白おかしく考えてみましょう。

開き直って、ふざけてOK。

アイデアを考える段階ですから、どれだけ変なアイデアでもかまいません。

すると、不思議なことが起こります。

売れないアイデアを出そうとすると、ユニークな視点が生まれます。

遊び心があるので、どんどん面白い想像が膨らみます。

普段使わない脳の領域を使っている感覚になるでしょう。

売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出るのです。

不真面目なことを、本気になって考えましょう。

遊び心を爆発させて、ばかばかしい発想をしようではありませんか。

アイデアを考える段階ですから、かっこつけたり見栄を張ったりする必要はありません。

好かれるアイデアを出したいなら、嫌われるアイデアを考えてみましょう。

おもしろいアイデアを出したいなら、つまらないアイデアを考えてみましょう。

大成功するアイデアを出したいなら、大失敗するアイデアを考えてみましょう。

そこに突破口があります。

「そうか。その方法があったのか!」と、新しい発見があるに違いありません。

秀逸なアイデアは「逆方向」にあるのです。

アイデア力を鍛える方法(11)
  • 売れるアイデアを出したいなら、売れないアイデアを考えてみる。
元気なときしか出ないアイデアがある。
落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。

アイデア力を鍛える30の方法

  1. 力を入れると、アイデアが出ない。
    力を抜くと、アイデアが出る。
  2. アイデア発想の3大悪。
    見栄、体裁、プライド。
  3. 「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。
  4. アイデア発想で大切なのは、敵対意識より仲間意識。
  5. 掃除をすれば、アイデアが出る。
  6. 人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。
  7. アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
    受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。
  8. 学歴がなくても、いいアイデアを出せる。
  9. 最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。
  10. 素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
    大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。
  11. 売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。
    売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。
  12. 元気なときしか出ないアイデアがある。
    落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。
  13. みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。
    1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。
  14. アイデアが出てから仕事をするのではない。
    仕事をしながらアイデアを考える。
  15. 3分で思いついたアイデアもあっていい。
  16. アイデアにも、一期一会がある。
  17. アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。
  18. 秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。
  19. 小さなアイデアほど、大きな影響力を秘めている。
  20. 秀逸なアイデアが思いつくのは、野球のホームランのようなもの。
  21. 固い頭では、アイデアは出ない。
    柔らかい頭だから、アイデアが出る。
  22. アイデアは、いつでもどこでも思いつける。
  23. アイデアの質は、人によって評価が異なる。
    アイデアの量は、人に関係なく評価される。
  24. プロジェクト名をつけると、名前のとおりに頭が働き始める。
  25. 常識は、守るものではなく、破るもの。
    アイデア発想では、非常識こそ武器になる。
  26. 感動する機会を増やすことで、アイデアのパワーが強くなる。
  27. 他人の価値観で考えていると、アイデアが出ない。
    自分の価値観で考えると、アイデアが出る。
  28. 忙しいことを言い訳にしない。
    移動時間こそ、アイデアを考える絶好のチャンス。
  29. 「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えない。
    「アイデアが出たらどうしよう」と考えよう。
  30. 不採用の理由に、アイデアのヒントが隠れている。

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