執筆者:水口貴博

アイデア力を鍛える30の方法

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最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。

最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。 | アイデア力を鍛える30の方法

「アイデアを出そう」

そう思ったとき、私たちは無意識のうちに「いいアイデア」を意識することが多いでしょう。

価値のあるアイデア、意味のあるアイデア、秀逸なアイデアです。

できるだけ多くの人から認められ、高く評価されるアイデアを考えようとするのではないでしょうか。

これがよくありません。

「いいアイデアを出そう」と思っていることは「いいアイデアがでなければいけない」と思っているのと同じです。

「いいアイデアがでなければいけない」と思っていると、プレッシャーが生まれます。

余計な力が入ってしまい、発想の幅を狭めてしまう。

思考が固くなってしまい、かえってアイデアが浮かびにくくなるのです。

では、どうするか。

最低最悪のアイデアから始めましょう。

「絶対うまくいかない」

「100パーセント失敗する」

「これ以上くだらないアイデアは考えられない」

まったくいただけないアイデアから始めるのです。

もちろん不採用になりますが、これでいいのです。

最初に最低最悪のアイデアを出しておけば、肩の力が抜けます。

「こんなくだらないアイデアを出してもいいのだね」と、自分を許すことができ、ほっと安心できる。

気負いがなくなって力が抜け、ストレスや緊張が小さくなります。

最初に失敗しておけば、後が楽になる心理と同じです。

余計なプレッシャーから解放され、心が軽くなります。

気持ちが楽になることで、次から次へアイデアが浮かびやすい状態になるのです。

アイデア発想は遊び心が大切ですから、楽しい気持ちに集中して、面白おかしく考えましょう。

くだらないアイデアでOK。

自分で出したアイデアに、自分がダメ出しするのも面白いでしょう。

真面目に考えず、不真面目に考えようではありませんか。

「絶対失敗する」というアイデアから始めるほうが、ストレスやプレッシャーから解放されます。

最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいくのです。

アイデア力を鍛える方法(9)
  • 最低最悪のアイデアから始める。
素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。

アイデア力を鍛える30の方法

  1. 力を入れると、アイデアが出ない。
    力を抜くと、アイデアが出る。
  2. アイデア発想の3大悪。
    見栄、体裁、プライド。
  3. 「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。
  4. アイデア発想で大切なのは、敵対意識より仲間意識。
  5. 掃除をすれば、アイデアが出る。
  6. 人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。
  7. アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
    受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。
  8. 学歴がなくても、いいアイデアを出せる。
  9. 最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。
  10. 素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
    大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。
  11. 売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。
    売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。
  12. 元気なときしか出ないアイデアがある。
    落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。
  13. みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。
    1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。
  14. アイデアが出てから仕事をするのではない。
    仕事をしながらアイデアを考える。
  15. 3分で思いついたアイデアもあっていい。
  16. アイデアにも、一期一会がある。
  17. アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。
  18. 秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。
  19. 小さなアイデアほど、大きな影響力を秘めている。
  20. 秀逸なアイデアが思いつくのは、野球のホームランのようなもの。
  21. 固い頭では、アイデアは出ない。
    柔らかい頭だから、アイデアが出る。
  22. アイデアは、いつでもどこでも思いつける。
  23. アイデアの質は、人によって評価が異なる。
    アイデアの量は、人に関係なく評価される。
  24. プロジェクト名をつけると、名前のとおりに頭が働き始める。
  25. 常識は、守るものではなく、破るもの。
    アイデア発想では、非常識こそ武器になる。
  26. 感動する機会を増やすことで、アイデアのパワーが強くなる。
  27. 他人の価値観で考えていると、アイデアが出ない。
    自分の価値観で考えると、アイデアが出る。
  28. 忙しいことを言い訳にしない。
    移動時間こそ、アイデアを考える絶好のチャンス。
  29. 「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えない。
    「アイデアが出たらどうしよう」と考えよう。
  30. 不採用の理由に、アイデアのヒントが隠れている。

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