執筆者:水口貴博

アイデア力を鍛える30の方法

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アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。

アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。 | アイデア力を鍛える30の方法

「アイデアは、出せば出すほど枯渇する」

そう思っていませんか。

アイデアを出していくにつれてネタが尽きてくるため、出にくくなると思われます。

たしかにアイデアを出すにつれて、既出は増えます。

アイデアを出しても、既出のアイデアとかぶることが多くなるでしょう。

新しいアイデアのつもりでも「すでに出したアイデアだった」というのはよくあること。

考え直さなければいけない手間暇が増えることはあります。

アイデアを出し続けていけば、いずれ出し尽くした状態になると考える人も多いのではないでしょうか。

しかし、既出のアイデアが増えたとしても、アイデアが枯渇することはありません。

アイデアの数は、無限にあるからです。

アイデアの数は有限と思っているなら、勝手に限界を作っているだけです。

アイデアに打ち止めはありません。

「打ち止め」と思うから打ち止めになるのであり「まだ出る」と思えば、まだ出ます。

アイデアは、既存要素の新しい組み合わせにすぎません。

組み合わせパターンは無限にあり、努力次第でいくらでも組み合わせていくことが可能です。

したがって「アイデアは、出せば出すほど枯渇する」というのは誤解です。

実際は逆です。

アイデアは、出せば出すほど、潤沢になります。

アイデア発想は、最初が一番大変です。

最初はアイデアが出にくくて大変ですが、アイデアモードのスイッチが入ると、調子が出るようになります。

アイデアは、たくさん出すにつれて、ますます浮かびやすくなる現象に驚くでしょう。

既出のアイデアそのものが、ネタになるからです。

アイデアが出たら、そのアイデアがネタになり、新しいアイデアが出ます。

新しいアイデアがネタになり、さらにまた別のアイデアが出ます。

これが延々と果てしなく続くのです。

アイデアを出すと、達成感も得られます。

出していくにつれて嬉しくなって、どんどん楽しくなっていくでしょう。

数をこなすことでテンションが上がり、勢いも出てきます。

勢いが出ると頭の回転もよくなり、ますますアイデアが浮かぶようになります。

温泉を掘り当てたかのように、アイデアが吹き出して、止まらなくなるのです。

§

あなたは今、なかなかアイデアが出なくて苦しんでいるかもしれません。

大変なのは最初だけです。

最初に山があり、それを乗り越えてください。

アイデア発想は、後になればなるほど、楽になります。

アイデアは、出せば出すほど、潤沢になるのです。

アイデア力を鍛える方法(17)
  • アイデア発想は、最初の山場を乗り越える。
秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。

アイデア力を鍛える30の方法

  1. 力を入れると、アイデアが出ない。
    力を抜くと、アイデアが出る。
  2. アイデア発想の3大悪。
    見栄、体裁、プライド。
  3. 「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。
  4. アイデア発想で大切なのは、敵対意識より仲間意識。
  5. 掃除をすれば、アイデアが出る。
  6. 人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。
  7. アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
    受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。
  8. 学歴がなくても、いいアイデアを出せる。
  9. 最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。
  10. 素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
    大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。
  11. 売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。
    売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。
  12. 元気なときしか出ないアイデアがある。
    落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。
  13. みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。
    1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。
  14. アイデアが出てから仕事をするのではない。
    仕事をしながらアイデアを考える。
  15. 3分で思いついたアイデアもあっていい。
  16. アイデアにも、一期一会がある。
  17. アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。
  18. 秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。
  19. 小さなアイデアほど、大きな影響力を秘めている。
  20. 秀逸なアイデアが思いつくのは、野球のホームランのようなもの。
  21. 固い頭では、アイデアは出ない。
    柔らかい頭だから、アイデアが出る。
  22. アイデアは、いつでもどこでも思いつける。
  23. アイデアの質は、人によって評価が異なる。
    アイデアの量は、人に関係なく評価される。
  24. プロジェクト名をつけると、名前のとおりに頭が働き始める。
  25. 常識は、守るものではなく、破るもの。
    アイデア発想では、非常識こそ武器になる。
  26. 感動する機会を増やすことで、アイデアのパワーが強くなる。
  27. 他人の価値観で考えていると、アイデアが出ない。
    自分の価値観で考えると、アイデアが出る。
  28. 忙しいことを言い訳にしない。
    移動時間こそ、アイデアを考える絶好のチャンス。
  29. 「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えない。
    「アイデアが出たらどうしよう」と考えよう。
  30. 不採用の理由に、アイデアのヒントが隠れている。

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