執筆者:水口貴博

行動力をつける30の方法

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人数が増えると、行動が遅くなる。人数が減ると、行動が早くなる。

人数が増えると、行動が遅くなる。人数が減ると、行動が早くなる。 | 行動力をつける30の方法

行動力を上げるには「人数」に要注意です。

人数は、行動力に影響するポイントだからです。

普通に考えると、人数が多くなるにつれてスピードが速くなり、行動力も上がるように思えます。

もちろん大勢いるほうがにぎやかで、総合的なパワーは大きくなるでしょう。

寂しさや恥ずかしさが紛れ、わいわい楽しくなります。

複数人と協力することで、1人でできないこともできるでしょう。

知恵や工夫もたくさん生まれます。

実現できる仕事の規模も大きくなります。

1人でできない仕事も、複数人と手分けして取り組めば、あっさり実現するでしょう。

行動力を上げるなら、人数は多いほうがいいと思うかもしれません。

しかし、ここに落とし穴があります。

実際は、人数が多くなるにつれてスピードが遅くなり、行動力が下がります。

たとえば、仕事のプロジェクトです。

プロジェクトの参加人数は、大勢いるほうがいいとは限りません。

大勢で協力してやろうとすると、スケジュールやタスク管理が煩雑になります。

たくさんアイデアは出ますが、まとめるのに苦労して、整理も大変になります。

1人あたりの責任が小さくなって、緊張感が薄れます。

「少しくらいサボっても大丈夫」「誰かがやってくれるだろう」といった集団心理が発生して、仕事の質も低下を招きます。

さまざまな人の意見を集約する必要が出てくるので、判断も決定も遅くなります。

人が増えるにつれて、人間関係の問題も発生します。

人の管理や調整に手間暇がかかり、仕事以外の悩みが増えるでしょう。

人数を増やすと、速くなるどころか、かえって遅くなるのです。

友人と旅行に行くときも注意が必要です。

大勢の友人と旅行に行こうとすると、なかなか日程が決まりません。

日程は、みんなの都合を合わせなくてはなりません。

旅行の話し合いも、みんなが集まらないとできません。

いざ旅行に行っても、団体行動になるので、自由な行動が制限されます。

気になるものがあっても、立ち止まりにくくなります。

行きたいところがあっても行きにくくなります。

団体行動は、寂しさや恥ずかしさこそ紛れますが、行動力が出にくくなるのです。

行動力をつけたいなら、人数を減らすことです。

5人より4人、4人より3人、3人より2人です。

人数を減らすにつれて、話し合いが減って、調整が楽になります。

責任感と緊張感が増して、仕事の質も向上します。

判断と決断のスピードが速くなり、結果として行動力が高まるのです。

究極は、1人です。

何をするにも、すべて自分一人で決められます。

責任の負担が1人に集中しますが、だからこそ責任感と緊張感が出て、きびきびした行動になります。

勉強するときも、みんなでわいわいしながらするより、1人のほうが集中できます。

博物館や美術館で芸術鑑賞をするのも、友人と大勢で行くより、1人で行くほうがじっくり楽しめます。

1人は身軽なので、最も行動力が出やすくなるのです。

安易に人数を増やすのは要注意です。

行動力を出すなら、人数は必要最小限に抑えるのが得策です。

人数が増えると、行動が遅くなります。

人数が減ると、行動が早くなるのです。

行動力をつける方法(13)
  • 人数はできるだけ減らす。
あなたの行動が遅いのは、メリットを最大化させる習慣のせいかもしれない。

行動力をつける30の方法

  1. あなたに足りないのは、実力ではなく行動力。
    大きな実力がなければ、小さな実力でやればいい。
  2. とにかく1歩を踏み出せばいい。
    ためらう暇があるなら、さっさと始めよう。
  3. 「とりあえずやってみる」という軽い気持ちで行動しよう。
  4. 仕事リストを作って、目立つ場所に貼ろう。
  5. 行動にやる気は必要ない。
    やる気がなくても、行動できる。
  6. 行動しないと、ネガティブ思考になる。
    行動するから、ポジティブ思考になる。
  7. 始める理由は「なんとなく」でいい。
  8. 行動に理由はいらない。
    理由は後からついてくる。
  9. 小さなことにこだわっていると、なかなか行動できない。
  10. 行動力が出なくて悩んだら、新しい服を買おう。
    新しい服には、人生を変える力がある。
  11. 「やろうと思っていた」という口癖があると、行動力がつかない。
  12. 「明日から本気を出す」と言う人は、明日になっても本気を出さない。
    「今すぐ本気を出す」と言う人が、今すぐ本気になる。
  13. 人数が増えると、行動が遅くなる。
    人数が減ると、行動が早くなる。
  14. あなたの行動が遅いのは、メリットを最大化させる習慣のせいかもしれない。
  15. どうせ痛い目に遭うなら早いほうがいい。
    逃げるより、自分から飛び込んでいこう。
  16. 言い訳をしていると、行動力がつかない。
    言い訳をやめると、行動力がつく。
  17. 忙しいときこそ、行動のベストタイミング。
  18. 行動する前から、結果を考えない。
    結果は後からついてくる。
  19. 「後から」は、行動力を奪うキーワード。
    「今すぐ」は、行動力をつけるキーワード。
  20. 人のために行動する人は、感謝され、感動され、愛される。
  21. 待つことが許されるのは、できることをやり尽くしたときだけ。
  22. 責任を嫌がると、行動が遅くなる。
    責任を持つと、行動が早くなる。
  23. 悩むことがなかった1日は、何もしなかった1日だ。
  24. 人の体は、ぜんまい仕掛けの時計と同じ。
    ぜんまいが緩めば、巻き直せばいいだけ。
  25. 小さなアリに秘められた、大きな野望。
  26. いきなり2倍のスピードでなくていい。
    スピードアップは、1.1倍から始めよう。
  27. 行動力があるから、夢リストを作るのではない。
    夢リストを作るから、行動力が生まれる。
  28. 期待に応えて、満足するのではない。
    期待を超えて、感動させるのだ。
  29. 神様について勉強するのも大切。
    自分について勉強するのはもっと大切。
  30. 明るい未来を信じない人には、暗い未来しかやってこない。
    明るい未来を信じて行動する人には、明るい未来がやってくる。

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