期待は、何のためにあるのでしょうか。
まず期待は、応えるためにあります。
社会で仕事をしていると、上司やお客さまから期待されることがあります。
仕事の結果を期待されることがあるでしょう。
将来の成長を期待されることもあるでしょう。
期待されると、自分が認められているとわかるので嬉しくなります。
「期待しているよ」という一言で承認欲求が満たされると、テンションもぐっと上がります。
期待に応えることができれば、上司やお客さまも喜んでくれるに違いありません。
「さすがだね」と褒められ「ありがとう」と感謝されるでしょう。
期待どおりの仕事をすることで、再び次も仕事を任されるはずです。
これで一件落着に思えますが、満足するのはまだ早い。
期待に応えるのは、あくまで最低限の結果を出したにすぎません。
期待どおりの仕事をしただけであり、進歩や進化がありません。
特別な知恵も工夫も必要ありません。
本当に目指したい目標は、もっと別にあります。
期待に応えて、満足するのではありません。
期待を超えて、感動させましょう。
驚きを超えて感動させるくらい、相手の期待を超える結果を出すことです。
「そこまでやるか!」
「十分すぎる!」
「期待以上の出来栄えで感動した!」
期待を超えたとき、必ず人は感動します。
望み以上の結果が返ってくれば、誰でも大喜びします。
期待を超える仕事は、自分にとっても成長につながります。
期待に応えるなら最低限の仕事で間に合いますが、期待を超えるなら100を超える結果を出す必要があります。
知恵を振り絞り、しっかり工夫をする必要があるため、自分の成長にもつながります。
ぜひ、上司の期待を超えて、感動させてやりましょう。
たとえば、3日間で仕上げる仕事なら、今日中に終わらせてしまいましょう。
期待を超えた仕事に驚くはずです。
パソコンの修理をお願いされたら、ついでにパソコンの掃除もしてしまいましょう。
プラスアルファの仕事をすると、もっと喜んでもらえます。
「ラフスケッチを1枚描いてほしい」と言われたなら、3枚書いてみましょう。
自発的に仕事の質を上げることで、ますます喜んでもらえるでしょう。
「そこまでしてくれるとは思っていなかった!」
「ここまでしてくれるなんて本当に嬉しい!」
どこまで期待を超えていけるかは、あなた次第。
期待を超える仕事をして、上司をぎゃふんと驚かせるのが面白い。
期待に応えて、満足するのではありません。
期待を超えて、感動させましょう。
期待は、応えるためではなく、超えるためにあるのです。