自分の事情は、夫婦の事情であることを忘れていませんか。
「自分の事情は、自分にしか関係しないのではないか」
たしかに独身のころは、自分の事情は自分だけで済みましたが、夫婦になれば違います。
夫婦になれば、自分の事情は、夫婦の事情にもなります。
たとえば、健康です。
自分がけがや病気で入院することになれば、自分だけの事情ではなく、夫婦としての事情になります。
入院費用が必要です。
パートナーに看病の手間暇がかかります。
仕事を休まなければいけないなら、収入にも直結します。
不運による出来事とはいえ、少なからずパートナーに影響します。
自分の事情ではなく、家族全体に影響を及ぼすことになるのです。
転職についても同じです。
「転職しても、関係するのは自分だけ」と思うのは誤解です。
転職がうまくいくとは限りません。
失敗することもあるでしょう。
転職すれば、収入や住む場所が変わったりすることがあります。
転職先が出張や転勤の多い会社なら、子育てや家の購入にも影響します。
たとえパートナーに迷惑をかけないよう心がけたとしても、夫婦で暮らしている以上、少なからず影響が出るでしょう。
「夫婦は運命共同体」という意識を持つことです。
パートナーとは、生活を共にするパートナーだけでなく、運命を共にするパートナーでもあります。
物理的には別々でも、お互いが影響し合っています。
夫婦になれば、自分だけの問題ということはありません。
最初は意識できていても、夫婦生活が長くなるにつれて忘れがちになります。
自分の事情は、夫婦の事情であることを意識しながら、夫婦生活を歩んでいきましょう。