緊張をほぐすには「笑い」が大切です。
スピーチやプレゼンの冒頭で、ユーモアを含めてみてはいかがでしょうか。
大爆笑をさせるような笑いである必要はありません。
くすっと笑えるようなネタで十分。
本格的なネタではなく、小ネタでOK。
ほほ笑ましいユーモアで聴衆を笑わせると、会場の雰囲気が温かくなり、緊張がほぐれます。
最初に明るい話をしておけば、後に続く言葉も言いやすくなります。
欧米では、スピーチやプレゼンの冒頭では、もはや簡単なユーモアを言うのがマナーになっています。
使い古されたつまらないジョークは避けます。
できるだけ知性・教養・センスが感じられるユーモアを心がけましょう。
とっさにユーモアを考えるのが苦手な人は、前もってネタを準備しておくといいでしょう。
「ユーモアは即興で考えなければいけない」と思い込んでいませんか。
いいえ、それは誤解です。
即興で考える必要はなく、前もって考えておくのももちろんOK。
ユーモアには知性とセンスが必要ですが、考える時間さえあれば準備も容易です。
何種類かネタのパターンを作っておけば、状況に合わせた言い方をしやすくなるでしょう。
笑いを誘うネタのレパートリーを作っておけば、緊張した場面で役立ちます。
笑わせるとはいえ、話題の選び方には注意しましょう。
最も気をつけたいのは「下品な話題」です。
いくら笑いとはいえ、性や大小便に関する話題は不適切。
悪口や誹謗中傷など、人の名誉を傷つける話題も好ましくありません。
根拠のない悪口は、かえって会場の雰囲気を悪くさせます。
あくまで場の雰囲気を和らげ、緊張をほぐすことが目的ですから、ユーモアの内容には注意しましょう。