先のことを考えすぎていませんか。
先のことを考えすぎるのは、緊張を促す原因になります。
もちろん先のことを考えるのがすべて悪いわけではありません。
「計画を立てる」という意味で、先のことを考えるのはかまいません。
発表の流れを組み立てるために、本番の様子を想定しておく。
聞かれるであろう質問を予想して、すぐ回答できる準備をしておく。
発表がスムーズにできるようイメージトレーニングも有効です。
想像力を働かせて準備することで、本番の緊張を小さくできるでしょう。
しかし、先のことを考えるのはよくても、考えすぎるのはよくありません。
人間は、考えれば考えるほど悪い方向に考えやすくなる傾向があります。
「変な批判をされるのではないか」と不安になる。
「答えにくい質問をされたらどうしよう」と心配になる。
めったにあり得ない状況まで想像が広がって、不安や心配が際限なく膨張します。
先のことを考えれば考えるほど、どんどん悪い妄想が膨らむ。
余計な不安や心配が出てきて、最終的に収拾がつかなくなるのです。
先のことは考えることはあっても、考えすぎないようにしましょう。
心がけるのは、あくまで適度の範囲です。
めったにあり得ないことや可能性が低いことは、考えたくても考えません。
もし先のことを考えているうちに不安が大きくなり始めたら、イエローカードです。
先のことを考えすぎそうになれば、いったん休憩を挟んで、気分転換をしましょう。