ダイエットの基本は2つしかありません。
どちらも大切であり、ダイエットには必要不可欠。
特に即効性があるのは、食事制限です。
ダイエットといえば、まず食事制限を思い浮かべる人も多いでしょう。
食べなかった分だけカロリーが抑えられ、脂肪が燃焼されます。
食事制限の程度によっては、短期間で痩せることも可能です。
ただし食事制限は、程度が大切です。
ダイエットに失敗する人は、食べないで痩せようとします。
食事制限が大切なので、とにかく食べないことを心がけます。
1日3食から2食にする。
ときどき断食の日を作る。
たしかに食事の回数を減らせば、摂取カロリーも大幅に減るので、減量効果も大きくなるでしょう。
しかし、食べないで痩せようとするのは危険です。
空腹による我慢があまりに大変で、ストレスもたまりがちになります。
摂取カロリーが少ないので、力が出なくなったり頭が回らなかったりなど、日常生活にも支障が出るでしょう。
また食事の回数を減らすと、体質も変わってしまいます。
極端にカロリーを制限すると、その過酷な環境に体が順応しようとカロリーを消費する力が衰え、太りやすい体質に変わります。
せっかくダイエットに成功しても、油断すると、リバウンドによって元に戻ります。
場合によっては、以前より太ってしまうこともあるのです。
まさにダイエットの悲劇。
これでは何のためにダイエットを頑張ったのかわかりません。
一方、ダイエットに成功する人は、食べながら痩せようとします。
きちんと1日3食食べます。
断食の日も作りません。
食べる量は、大幅に減らさず、少し減らす程度。
また食事内容を変えることで、摂取カロリーを制限しようとします。
たとえば「炭水化物中心の食事」から「タンパク質中心の食事」に変える。
ご飯の量は、お茶碗いっぱいからお茶碗半分にする。
パン中心の食事から、ご飯中心の食事に変える。
食べながら痩せようとするので、体質を変えないで済みます。
きちんと食べつつ、食事内容を変えたり、食事量を少し減らしたりするので、無理なく続けやすくなります。
カロリーの少ない食事に変更することで、じわじわ痩せようとします。
ダイエットの方法が健全なので、成功しやすくなるのです。