執筆者:水口貴博

会話が上手な人と下手な人の30の違い

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会話が下手な人は、断りもなく、急に話の流れを変える。会話が上手な人は、できるだけ話の流れに沿って話を進める。

会話が下手な人は、断りもなく、急に話の流れを変える。会話が上手な人は、できるだけ話の流れに沿って話を進める。 | 会話が上手な人と下手な人の30の違い

私たちの会話では、暗黙のルールがあります。

「会話は、関連した内容で次に続ける」というルールです。

明文化されているルールではありませんが、気持ちよく会話をするルールとして、世間では広く定着しています。

そのため、この暗黙のルールを意識できるかどうかは、会話の善しあしにも影響します。

会話が下手な人は、急に話の流れを変えます。

会話の途中で別の話題を思いつくと、前後の流れを無視して、急に話を変えて話し始めます。

もちろん急に話を変えることが悪いわけではありません。

ふとした拍子で別の話題を思い出し、話したくなることはあるでしょう。

ここで問題なのは「断りもなく急に話題を変える」という点です。

急に話題が変わると、自分はよくても、相手は頭の中を整理するのが大変です。

相手は一瞬「何のことだろう」と驚き、困惑するでしょう。

しばらくすれば、相手は話題が変わったことに気づき、何とか話題についてきてくれるはずです。

しかし、少なくとも気持ちのいい会話ではありません。

相手を困惑させ、ストレスを感じさせているのは事実。

あまり頻繁に行われると「非常識」「自分勝手」などの悪印象につながるでしょう。

場合によっては人付き合いに影響する可能性もあるのです。

会話が上手な人は、話の流れに沿って話を進めます。

会話は、連想ゲームに似ています。

関連した話題でつなげて話していくことが、上手な会話の基本です。

たとえば「最近ランニングを始めた」という話から「いつかフルマラソンを走りたい」という話になる。

フルマラソンの話から「いつかホノルルマラソンに行ければいいね」という話に変わる。

「実は旅行でホノルルに行ったことはある」という話になり、そのときの思い出話に続く。

話が関連しているので自然な流れです。

どんどん話が進み、止まらないでしょう。

どうしても途中で別の話題に変えたいときは、一言断りを入れます。

「話が変わるけどいいかな」

許可をもらってから話し始めれば、相手は心の準備ができるので、まったく別の話題でもついていきやすくなります。

会話が上手な人と下手な人の違い(16)
  • 急に話の流れを変えるのは控える。
  • 話の流れに沿って話を進める。
会話が下手な人は、格言やことわざを使って話すことが多い。
会話が上手な人は、自分の言葉で話そうとする。

会話が上手な人と下手な人の30の違い

  1. 会話が下手な人は、自分がしたい話をする。
    会話が上手な人は、相手が聞きたい話をする。
  2. 会話が下手な人は「楽しい会話になればいいな」と冷めている。
    会話が上手な人は「楽しい会話をしよう」と意気込んでいる。
  3. 会話が下手な人は、話し方が抽象的。
    会話が上手な人は、話し方が具体的。
  4. 会話が下手な人は、すべてを語ろうとして話が長くなる。
    会話が上手な人は、簡潔にわかりやすくまとめる。
  5. 会話が下手な人は、前置きが長い。
    会話が上手な人は、前置きが適度。
  6. 会話が下手な人は、長くなる話を、急に話し始める。
    会話が上手な人は、長くなる話の前に、断りを入れる。
  7. 会話が下手な人は、顔と体が相手からそらしがちになっている。
    会話が上手な人は、顔と体が相手のほうを向いている。
  8. 会話が下手な人は、愚痴・悪口・不平不満のオンパレード。
    会話が上手な人は、感謝・尊敬・褒め言葉のオンパレード。
  9. 会話が下手な人は、勝ち負けや優劣への意識が強い。
    会話が上手な人は、平等や公平への意識が強い。
  10. 会話が下手な人は、笑いの基準が高く、なかなか笑わない。
    会話が上手な人は、笑いの基準が低く、小さなことにもよく笑う。
  11. 会話が下手な人は、相手のプライバシーにずけずけつけ込む。
    会話が上手な人は、相手が話すまで自然に待つ。
  12. 会話が下手な人は、言いにくいことでもストレートに言ってしまう。
    会話が上手な人は、言いにくいことはオブラートに包んだ言い方をする。
  13. 会話が下手な人は、ボディーランゲージがない。
    会話が上手な人は、ボディーランゲージを交えて話す。
  14. 会話が下手な人は、相槌がない。
    会話が上手な人は、気持ちのよい相槌がある。
  15. 会話が下手な人は、いつも声の大きさが一定。
    会話が上手な人は、状況に応じて声の大きさを調整する。
  16. 会話が下手な人は、断りもなく、急に話の流れを変える。
    会話が上手な人は、できるだけ話の流れに沿って話を進める。
  17. 会話が下手な人は、格言やことわざを使って話すことが多い。
    会話が上手な人は、自分の言葉で話そうとする。
  18. 会話が下手な人は、知識をひけらかそうと、難しい言葉を使う。
    会話が上手な人は、相手に理解してもらおうと、簡単な言葉を使う。
  19. 会話が下手な人は、話にセリフが登場しない。
    会話が上手な人は、話に具体的なセリフが入っている。
  20. 会話が下手な人は、信じられない話をすぐ否定する。
    会話が上手な人は、信じられない話でもひとまず合わせる。
  21. 会話が下手な人は、沈黙を恐れ、避けようとする。
    会話が上手な人は、沈黙を受け入れ、楽しもうとする。
  22. 会話が下手な人は、共通点に無頓着。
    会話が上手な人は、共通点を意識しながら話している。
  23. 会話が下手な人は、立場をわきまえず、軽率に発言する。
    会話が上手な人は、立場をわきまえて、慎重に発言する。
  24. 会話が下手な人は、相手が話している途中で話し始める。
    会話が上手な人は、相手の話を聞き終えてから話し始める。
  25. 会話が下手な人は、余計な言い換えをする。
    会話が上手な人は、相手の言葉をそのまま使う。
  26. 会話が下手な人は、食事中に配慮が足りず、不適切な話題を話してしまう。
    会話が上手な人は、食事中の話題に十分注意する。
  27. 会話が下手な人は、話を途中で変更せず、最後まで話しきる。
    会話が上手な人は、相手の様子に応じて、流れを変える。
  28. 会話が下手な人は、興味関心のない話に退屈するだけ。
    会話が上手な人は、学びや成長を見いだして吸収する。
  29. 会話が下手な人は、話を聞いた瞬間に忘れる。
    会話が上手な人は、話の内容を覚えようと努めている。
  30. 会話が下手な人は、最後の一言がない、もしくは味気ない。
    会話が上手な人は、最後に感謝と感動を表現する一言がある。

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