気に入らない性格に接したとき、むっとすることはありませんか。
「あの人は少しがさつ。もっと丁寧になってほしい」
「あの人のおっとりした性格が気に入らない。もっときびきび動いてほしい」
相手のいらいらさせる言動に、感情を刺激され、苦労する人も多いでしょう。
では、そういう自分は、完璧な人間なのでしょうか。
いいえ、そんなことはないはずです。
きっと自分にも、不完全な部分があるでしょう。
性格がよくて、何でもできる人がいればいいのですが、そんな超人はいません。
誰にでも1つや2つ、できないこともあれば、変わった性格もあるでしょう。
自分は完璧でないのに、相手にだけ完璧を求めるのは不公平ではありませんか。
まず自分が完璧でないのですから、相手に気に入らない点があっても、かっかしないことです。
少しくらい気に入らない点があっても、寛大になって受け入れてみましょう。
「自分も人のことは言えない」と考えればいいのです。
「自分にもできないことがあるのだから、相手にもできないことがあっていい」
「自分にも変わった性格があるのだから、相手にも変わった性格があってもいい」
そう思えば、謙虚な気持ちになれ、相手の欠点や短所も許せるものです。
苦手なことや変わった性格は「個性」と考えれば、受け止めやすくなるはずです。