執筆者:水口貴博

仕事を効率化させる30の方法

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報告は、数回に分けてもいい。

報告は、数回に分けてもいい。 | 仕事を効率化させる30の方法

仕事では、上司に報告をしなければいけない場面があります。

報告をするなら、きちんと事実関係を整理して、きれいにまとめた状態で行いたいと思うでしょう。

ところが、きちんと報告をしたくても、難しい場合があります。

たとえば「不明点が多い」「詳しい調査に時間がかかる」「現在進行中の事案」といった場合です。

きちんとした報告をしたくても、材料がそろっていないと、なかなかまとめられません。

強引にまとめてしまうと、偽りの報告になってしまう可能性もあります。

かといって、あまりもたもたしていると「報告はまだなのか」「いつまで時間がかかっているのだ」と上司から怒られます。

どうしたらいいのだろうかと途方に暮れるのです。

こうした場合、数回に報告を分けることができないか検討してみてください。

必ず1回の報告にまとめなければいけないルールはありません。

時と場合によっては、数回に分ける方法が有効です。

たとえば「1次報告」「2次報告」「最終報告」のような分け方です。

1次報告では、現時点でわかっている内容を記載します。

その後、状況が進展してさらに新しい事実が判明すれば、2次報告を行います。

最終的にすべての材料がそろって、きれいにまとめる準備ができれば、正式に最終報告を行います。

こうすれば、報告材料が不十分であっても、スピーディーに報告をしていくことができます。

もしくは、1次報告では要点だけまとめておき、最終報告で詳細も含める方法も有効です。

最初から完璧が難しい報告なら、上司も理解しているはずです。

上司は「要点だけでも知りたい」「わかっている情報だけでも把握したい」と考えています。

自分の仕事は少し増えますが、早めに報告を行うことで、上司からがみがみ言われることが少なくなります。

上司の判断がスムーズになり、決断も速くなります。

結果として、仕事全体の進行も早くなるのです。

仕事を効率化させる方法(27)
  • 1回でまとめにくい報告は、数回に分けて報告する。
行き詰まったときには、非常識に考えるのが常識。

仕事を効率化させる30の方法

  1. 仕事をもっと楽しくするための、2つのイメージ。
  2. あなたの仕事の結果は、午前に決まる。
  3. とりあえず着手するだけで、仕事の半分は終わったようなもの。
  4. 面倒な仕事ほど、できるだけ早く取りかかるのがいい。
  5. 「○○までに終わらせよう」という目標を立ててから、仕事を始めるだけでいい。
  6. 締め切りのない仕事でも、締め切りは作っておくほうがいい。
  7. やることをやれば、後は待つだけではいけない。
  8. A4サイズ1枚にまとめられない企画は、そもそもうまくいかない。
  9. これからはスピードの時代。
    スピードとは、フットワーク。
  10. 立ったまま仕事をすると、仕事が速くなる。
  11. 他人の成功は、自分の損ではない。
    他人を成功させることが、自分にとっての成功になる。
  12. 一気に終わらせられる仕事なら、一気に終わらせたほうがいい。
  13. 満足させることに満足していけない。
    仕事の本当のゴールは、満足を超えた感動。
  14. 興味のないことは、覚えにくく、すぐ忘れる。
    興味のあることは、覚えやすく、なかなか忘れない。
  15. 食事と睡眠だけは、不足させてはいけない。
  16. 1回あたりの集中時間を長くするより、集中の回数を増やせばいい。
  17. ミスを完全になくすのは、天才でも不可能。
    天才のエジソンでさえ、成功より失敗の数のほうが多い。
  18. いい仕事をするには「いい仕事をしよう」という気持ちが大切。
  19. 仕事を愛さなければ、本当にいい仕事はできない。
  20. 曖昧な表現より、具体的な数字のほうが、説得力が生まれる。
  21. どちらもいいなと思う本があれば、両方買う。
  22. 「ゆっくり」と「もたもた」は違う。
  23. プレゼン前に挨拶をするだけで、本番の緊張が和らぐ。
  24. 「できるか」と聞かれたときの最高の返事。
  25. ジョギング中に夢や目標を声に出せば、再認識を促せる。
  26. 楽しい予定が、あなたを生き生きさせる。
  27. 報告は、数回に分けてもいい。
  28. 行き詰まったときには、非常識に考えるのが常識。
  29. 初心は大事。
    ただし、本当に初心で仕事をしてはいけない。
  30. 自分は完璧でないのに、相手にだけ完璧を求めるのは不公平。

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